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VRボクシングゲーム体験

先日、VRゴーグルのOculus Quest 2を購入したとブログに書きました。そのレビューを書いてから実は1週間ほとんど触っておらず勿体ないと感じていました。そのため、昨夜無理矢理時間を作ってVRボクシングゲーム(THRILL OF THE FIGHT!)をダウンロードして遊んでみました。

SIMPLE2000シリーズっぽいグラフィック

もし、プレイステーション4のボクシングゲームとしてこれが売っていたとしても誰も買わないと思います。990円ですが、プレイステーション2のグラフィックで、内容もとにかく目の前に出て来たおっさんとただファイトするいたって普通のボクシングゲームです。いまやPS2であってもレトロと表現される時代です。”VR”という要素を除けば・・・。

VRのヤバさ”死ぬほど汗をかく”を実感

あくまでもゲームなので、パジャマ姿で準備体操もせずに始めたものですから、開始10分後には肩で息をして汗まみれで、直ぐにゴーグルを外して上半身裸になり、タオルで汗を拭いて団扇でクールダウンしないとやってられないぐらいの暑さにまで体感温度が上がりました。

VRゴーグルと顔が接触する部分のクッション材は汗が染み込んでびしょ濡れになりました。私は気になるタイプなので中性洗剤で一度浸け置きして洗いました。

ボクシングゲームならではの演出かと思いきや

ボクシングゲームの演出と言えば、殴られた瞬間に視界が狭くなったり、なにかダメージを感じさせる挙動があるのが普通です。

このVRゲームでは、体力は奪われるだけで何か身体に深刻なダメージを受けることはないのですが、徐々に画面が曇り出して、前が見えにくくなりました。

後から調べたら、画面上で瞼が閉じられるような感じで視界が狭くなるものの、画面が曇るということはなく、単純に汗で蒸れてレンズが曇っただけでした。

ゲームの難易度

段階に応じて素人みたいなおっさんから、ガードの甘い喧嘩屋、プロ、チャンピオンと様々なレベルの相手がいて、徐々に自分がレベルアップしていく様な錯覚を味わうことが可能です。

本質的に最初のスパークリングパートナー戦から感じたことですが、ボクシングの経験、格闘技の経験が少しでもないと厳しいです。

雑魚なのですが、ガードの上からパンチをどれだけ打ってもダメージを負わせることが出来ません。あと、自分のパンチ力にどれだけ自身があろうとも、VRの世界ではパンチ力は標準に設定されているでしょうから、がら空きの急所(テンプルやチン)へクリーンヒットさせないとダメージを負わせることが出来ません。

なので、しっかりとガードが開いた場所へ的確にパンチをコツコツ当てて、ガードが落ちた所で顔面に大振りのパンチを当て続けるという地味な作業を、自分の削り取られて行く体力と相談しながら繰り返すと言う修行の様なゲームでした。

アップルウォッチからのメッセージ

私はアップルウォッチを身に着けて生活していますが、そいつから「今屋内ランニング中ですか?」と質問が来ました。そうです。私は屋内でランニングマシーンに乗っているかの如く運動をしていることとして認識されていたのです。

たった2分×2ラウンド、3分×3ラウンドの短い運動で汗だくになり、フィットネスアプリのカロリー消費はぐんぐん上昇していくと言う、思った以上の効果を発揮してくれました。

何しろ、熱中度合いが高いのでエキサイトしてくると辞め時は体力との相談になるんです。普通の座ってやるゲームと違って。

ジム要らず

多分、フィットネスジムはVRトレーナーの導入を検討しないといずれ家庭でVRを使ったフィットネスビジネスが台頭してくるとマズい状況になると思うので、急ぐべきだと思います。

そして、もう少し軽い、汗に強いVRゴーグルの開発がいよいよ急がれるなと感じた次第です。

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