オンラインゲームで婚活

元モーニング娘。の後藤真希さんが不倫相手と出会ったきっかけがモンスターハンターというオンラインゲームというニュースが私の頭の中でリフレインしています。ゲーム好きで有名な本田翼さんは、ゲームの実況プレイ動画を配信してファンを獲得していたり、有名人がゲーマーというだけで親近感を覚えられるものなのだと感じました。後藤真希さんの容姿とスター性からすれば、物凄いお金持ちや有名スポーツ選手と結婚すると普通は考えるところ、自分の価値観を大事にしたということでしょうか。本当に驚かされたと同時に、突然モンスターハンターを始めたファンの方もたくさんいらっしゃったと思います。多分当面やらないのでムダですよ。

オンラインゲームだから縮まる距離

オンラインゲームではチャット（テキストかボイス）でやり取りし、グループで行動し、ゲームをクリアしていくことで時間を共有して仲良くなれる、サークル活動のような状況があるということで、そこで恋愛に発展するのもおかしくないなと思います。顔を見て、相手の職業や肩書を見てやり取りするわけではなく、あくまでもゲームの中での立ち振る舞いやチャットで内面を重視したやり取りをするので、ある意味現実世界よりもより濃くプラトニックな恋愛関係が醸成されると考えられます。そこまで好きで好きでたまらなくなった相手と、実際に対面した時大恋愛に発展しても不思議ではありません。たとえ容姿が気に入らなくてもです。

出会い系オンラインゲームが流行る！

今更何をとおっしゃる方がいるのは重々承知です。モンスターハンターに加え、様々な人気オンラインゲームが「結婚モード」などを実装し、仮想空間の中でプレイヤー同士の恋愛が可能になっていることは知りませんでしたが調べれば出てくるのでさっき知りました。今ある資源を有効に利用すればいいじゃないかと思われるのは当然と思います。しかし、私が考えている仕組みは一味違います。

婚活サイト運営のオンラインゲーム開発

婚活サイトの実態をご存知でしょうか。結婚を前提として相手を探すためにプロフィールを登録し、会費を払ってマッチングを繰り返し、直接対面して交際するか決め、上手く行けば結婚すると言う仕組みです。もちろん無料のサイトもありますが、人生の伴侶を決めるものなので、サクラや遊び目的の人に引っ掛かりたくない方からすれば、会費を納めることで安全を買っているということで、知らない人からすればビックリするような金額を毎月収められています。

この方式はとてもハードルが高く、次の障壁があります。

• プロフィールではじかれる（顔写真、年齢、職業と年収、趣味など）
• 交際に至らない（コミュニケーション能力不足、機会不足）

でも考えてみてください。オンラインゲームと婚活サイトのマッチング機能を使えば、ある程度広い範囲で自分と合う人を結び付けてもらい、コミュニケーションの入口はゲーム上のチャットでやり取りしてからお互いプロフィールを開示し合う仕組みにすれば、相手のことを好きになってから相手の素性を知るという、まるでポーカーの様な婚活が出来る様になるのではと考えます。

もちろんオンラインゲームなので、ゲームセンターみたいな所でキャラクターを動かして異性が操るキャラクターと出会い、ゴルフ、テニス、カラオケ、映画鑑賞、ダーツとかなんでも好きな遊びを一緒にしてお互いのことを知り合える仕組みを用意するのもこの仕組みの大事なところです。※映画鑑賞は、一緒に同じ作品をそれぞれ観た後に感想を喫茶店っぽいところでチャットする感じです。

このオンラインゲームの課金としては、自分がプロフィールカードを交換できる回数をお金で買うという仕組みにします。そうすることで、じっくり相手を吟味することが出来ますし、プロフィールをお互いに開示することはそれなりにコストがかかることなので、開示した後も慎重に決断できるようになると思います。

入口は無料で、プロフィール交換だけは有料にすることが重要だと思います。婚活サイトの凄いところは、結婚詐欺が出来ない様にプロフィールを作成するとき学歴や年収証明をしっかり提出させるところなので、例えば一回3万円かかったとしても本気の人はプロフィールを見せ合うはずです。

ゲームする時間がない

もちろん忙しい社会人にはゲームする時間的余裕がない方も大勢いらっしゃるでしょう。でも、お見合いパーティーに出かけるのに、服装やヘアスタイルのセットなどをして、２～３時間出先で拘束されることを考えれば、平日の夜に少しだけログインして遊べる、休日を使ってがっつり遊べるのであれば無理ないと思います。

婚活サイトの根本的にダメなところ

婚活サイトを運営している人は、プロフィールを見て結婚するに値する相手かどうか見極めてからコミュニケーションを開始させますが、これは見合い写真と釣り書を渡されて両親立会いの下、ホテルでお見合いしていた時代の、両親がいないバージョンです。親からのフォローもなく、押し切られることもなく、紹介してもらったと言う世間体もないので断る心理的要因が大きく、成婚率を上げるに至っていないのです。

そして、営利主義と言いますか、結局ダラダラと婚活を続けてもらうことが一番運営にとって利を産みますから、婚活サイトが本気で利用者を応援してくれているかと言えば疑問符が頭に浮かびます。

今回後藤真希さんは婚活ではなく不倫に活用されたのですが、少子化対策にオンラインゲームも役立つのではという話でした。