無電解ニッケル・セラミックス複合メッキ

無電解ニッケルメッキとセラミックス(六方晶窒化ホウ素 hBN)を複合させた新しい機能メッキプロセスです。六方晶窒化ホウ素は燐片状結晶構造の安定した粒子で耐熱性、耐摩耗性、耐食性、離型性に優れています。

 ※走査電子顕微鏡写真(黒い斑点は粒子)

bn1 bn2 bn3

無電解ニッケル・セラミックス複合メッキの特徴

  1. 複雑な形状の品物でも均一なメッキ皮膜が得られ、3~30μmの範囲で膜厚設定が可能です。
  2. 鉄、ステンレス、真ちゅう、銅、チタン素材に加工できます。
  3. メッキ皮膜の硬度はHv750~800ですが、モース硬さ9の六方晶窒化ホウ素をメッキ中に分散することにより、優れた耐摩耗性と潤滑性を発揮します。(ダイヤモンドは10)

発注時のポイント

無電解ニッケルメッキは様々な機能特性を持ち、工業分野で広く用いられている。その皮膜を有効に利用するためには開発、設計段階からメッキ専業者との打合せが必要である。

1. 処理可能な素材

鉄及び鉄合金(ナック、STAVAX、42アロイ、コバール)、ステンレス、銅及び銅合金(真ちゅう、エコブラス)
アルファメックでは、難素材であるチタン、チタン合金へのメッキを得意としております。

2. 品物の大きさ、形状

可能な範囲:縦・横・高さの合計が5㎜~500㎜
中心的範囲:縦・横・高さの合計が20㎜~200㎜
アルファメックは精密部品の加工が主で、複雑な形状を得意としており、密着性の良い均一な皮膜をご提供いたします。

3. メッキ膜厚

可能な範囲:3μm~30μm
中心的範囲:5μm~20μm

4. 積層技術

下地電気メッキまたは無電解ニッケルメッキの上に、無電解ニッケル-セラミックス複合メッキの積層が可能。

5.用途

耐摩耗性 → 精密機械部品
摺動性  → 高回転軸受
かじり防止   → 特殊ねじ

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