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リオ・オリンピックでの柔道日本代表の躍進

長いお盆休みが明け、本日8月17日から再始動致しました。お盆期間中はオリンピックが開催されていたのですが、決勝のほとんどが早朝に行われていたので朝の五時ごろ起きて観戦するスタイルで、かなり健康的に過ごせました。

特に柔道は自分もやっていたことがあるので、金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル8個、男子全階級メダル獲得の快挙は毎朝飛び上がるほどうれしい気持ちになりました。ロンドンオリンピックでは、金メダル1個、銀メダル3個、銅メダル3個でしたので、大躍進と言えると思います。

選手が思い思いに「日本柔道の復権」をテーマに挙げて、自分だけではなく柔道界全体を背負って闘っていたのが印象的でした。最初は、出る選手全員がオリンピックに出たからには金メダルを目指して、それがだめでもメダルを目指すのは当たり前だと思っていたのですが、結果が教えてくれたように「誰かのために」頑張るということは、土壇場で支えになるのですね。

柔道はどんどん新しい選手が出てきて、オリンピックだけ見ない人からすれば「この選手誰だ?」と、象徴的な選手不在で不安になったかと思います。逆説的に言うと、それだけ世代交代が進み、競争が激しく、発展途上の選手がピークを迎えるかまだ迎えていない段階でオリンピックという大舞台にぶつかり、その力を存分に発揮できたからこの結果が生まれたのではないかと思います。柔道だけではないですが、代表選考は常に世間の関心事として挙げられていました。北京オリンピックでも代表選考試合で敗れたがこれまでの実績で選ばれた谷亮子さんや、今回世界ランキングで上位だった二人を下して日本選手権で優勝した王子谷選手が選ばれなかったりと疑問を持たれることはあります。瞬間最大風速よりもアベレージを選ぶ方がメダルの確率が上がるという考えなのでしょう。結果は谷亮子さんが金メダル、原沢選手が銀メダルと結果を残したので間違ってはいないと思います。世間が納得するかどうかではなく、世間に結果をもって納得させるという考え方は素晴らしいと思います。その道のプロが決めていることですし。

絶対的な王者、100キロ超級で金メダルを獲ったフランスのリネール選手のような柔道家の苦しみは、世界中のライバルからマークされるということです。ディフェンディングチャンピオンになった大会で、いかに勝ち続けるかが今後の日本の嬉しい課題になったのではないでしょうか。

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