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タイムマシン

つい最近見た、不適切にもほどがある!というドラマでは、バスに乗って30年のタイムトラベルを繰り返すという行為で、昭和と令和の悪いところと良いところをミックスアップしていく物語の展開に引き込まれました。最近は人気作も直ぐに配信で見られるのでテレビに時間を縛られなくなってとても便利ですね。

タイムマシンと言えば人類が成し遂げたい野望の一つであることは間違いないのですが、タイムトラベラーが未来から来ていた、来ていなかったという論争が後を絶たないものの、存在するとしてなぜ彼らが堂々と過去に干渉してこないのか気になったので、私なりにそこを考えて見た結果をお話ししたいと思います。

なぜ未来人は過去に干渉してこないのか

タイムパラドックスと言って、キテレツ大百科では未来の人間が過去の人間と出会ってしまったら、その瞬間ビッグバンの様な爆発によりこの世が消滅してしまうと解説されていました。未来から過去を改変するということは、未来の否定に繋がってしまうため、世界そのものが破綻してしまうという考えに基づくことです。

この理論で言えば既に未来人が過去へタイムトラベルを成功させていたとして、それを行った際に小さなタイムパラドックスにより存在が消えてしまうなどのことがあったせいで、表出していないかもしれません。要するに、世界が崩壊して消し去られてしまうということはないものの、一部の存在に対しては時間の不可逆性という世界の真理を守る法則から、存在が排除されてしまうという可能性です。(ということはタイムトラベルはむちゃくちゃ危険なのでは)

宇宙の同じ座標に地球は戻ってこない

この話を聞いたとき最もだと思ったのですが、地球は太陽の周りを自転しながら公転していますし、太陽系そのものも毎時7万キロの速さで公転しているのです。

1年経って太陽との位置関係的に全く同じ位置に戻って来ても、6億キロ以上離れた座標に移動しているのです。凄いですね宇宙。なので、物理的に過去や未来へ移動するには、どうしても空間的な制約を取っ払うことが別途必要となります。

バックトゥーザフューチャーの様にデロリアンが火花を散らすぐらいのスピード感ではちょっと間に合いそうにないです。

脳内限定のタイムトラベルは近未来で実現可能か

とある研究によると、AIによる脳波の解読が物凄いスピードで進んでいる様です。それともう一つ、脳波により機械を動かすBMI(ブレーン・マシーン・インターフェイス)という技術の研究が進められています。この二つを組み合わせると、VRゴーグルのようなものを装着して、自分の過去に疑似的にタイムスリップすることが出来るかもしれません。催眠術で過去の記憶を呼び起こすようなことが、科学技術で行えるようになる可能性が目前に迫っています。

映画マトリックスの様に、生まれてから死ぬまでがバーチャル空間で起こっている出来事だったみたいなオチが待つ世界に近づいている気がします。

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