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投手の球数制限の是非より拝金主義にくぎを刺したい
ヤフーニュース:金足農・エース吉田「球数問題」に現場から異論反論
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6294286
球数制限は必要か、不要か。外野ほどうるさい。
球数制限の導入を巡っての論点は次の二つに絞られます。
- 一人の投手に負担を掛け過ぎて、選手生命を縮めてしまう(賛成派)
- 複数の能力がある投手を用意できる強豪私立が有利になってしまう(反対派)
高校野球は、トーナメント方式であるため、準決勝以降は3日間連続で闘わなければならないことになります。かつて甲子園を沸かせたエースたちが、プロで短命に終わるなど、チームの勝ちにこだわるあまり人生を棒に振ってしまうことへの懸念が取り沙汰されています。本人たちからしてみれば、120球投げ抜いて勝つために毎日その3倍は投げ込んで、その投球練習時間の3倍は走り込みをしてきているので、たった6日間の800球程度を制限してまで勝ちを捨てろと言われても納得いかないと思います。
私も小・中・高と野球をやっていたことがあり、投手をしていました。才能がなく、力任せに投げるタイプだったのと、ケアが丁寧でなかったため、高校2年生の頃には左ひじより右ひじの関節が固く、外側に反らないようになってしまいました。そのころで、一日100球程度の投球練習しかしていなかったので(練習時間が2時間ほどだったため)、甲子園で連投連勝する投手たちを思うと、相当な負担が肩やひじにかかっているのだろうと思います。
強豪校が球数制限で有利になるのは必須でしょう。今回の金足農の様な、夢を見せてくれるチームが現れるには、現状の球数制限がなく連戦連投出来るルールでなければチャンスは少なくなるでしょう。
大人の事情で組まれた大会日程でしょうけれども、子どもの夢も将来も壊さないためには、連投させないように準決勝から隔日で試合が出来る様に休息日を設けるのが妥当ではないでしょうか。
お金さえ惜しまなければ、それで済む話ですから。
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