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美女と野獣が成り立つわけ

思春期に差し掛かった女の子が、父親のことを毛嫌いするのは、遺伝的に近いニオイがするので、近親者との生殖を避けるために起こす本能的な行為であるという話を聞いたことがあると思います。

逆説的に言えば、本能的に遺伝子が遠く、子孫を残し合う相手としてふさわしい相手を、人として嗅覚で見つけてしまう機能が備わっているとも言えます。

理性的には、見た目と肩書を重視する社会的生物である我々ニンゲンですが、結婚生活がしっくり来ずに離婚に至ってしまうケースが後を絶たないのは、本能的にしっくりくる相手と結ばれていないからかもしれません。

結婚相談所でのマッチングは、今やAIを駆使して一番合う可能性が高い相手を絞り込み、ビデオチャットで会話がかみ合うかどうかの相性診断をすることもできますが、最終的には当然顔合わせを行うことで、交際を始めるかどうか決めるわけです。

そこで感じた違和感は、決して間違っておらず、見た目も社会的ステータスも自分が求めていた人物像であったとしても結婚、子孫を共に残し育てていくという工程をとれる相手と本能的に思えていない可能性があると言えます。

ここで冒頭の話に戻せば、本能的にニオイという要素は言語化しにくいため深層心理に突き刺さり、なぜか気になるか、もしくは絶対に合わないと思えてしまうものではないかと考えられます。

さらにこれを飛躍させると、見た目や社会的ステータスなどを排除して、相手のことを気になる要素がニオイ以外に考えられないとするならば、相手もまた同じ感覚を本能の部分で味わっている可能性が高いという研究結果が、私が37年以上生きてきた経験の中で編み出された結論です。

美女と野獣カップルとか、年の差カップルとか、ロジカルに理解できないカップリングの正体はこれなんだと思うようにしています。

お幸せに。

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