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メルカリで利益が得られるのか

数年前から「転売ヤー」という言葉が世間一般に認知され、人気のあるアーティストのライブチケットみたいな昔からあるダフ屋行為以外にも、ゲーム機や漫画やファッションアイテムなど品薄感のあるものはほとんど全てこの転売という行為によって、ここ数年で需要と供給のバランスが極端になってきたなと感じています。

メルカリ(フリマアプリ)とは

私は1年半ほど前からメルカリにハマって、数多くの取引をこなしてきましたが、私がメルカリに対して付けた別名は、「お金の出てくるゴミ箱」です。

いいですか?

「お金の出てくるゴミ箱」です。

メルカリで物を売った時、思わぬ利益が出るのは、「時間」という付加価値によって、持っている物の希少価値がたまたま上がり、購入した時よりも利益が乗っているか、もしくは自分が認識しているよりも相場が上がっているからです。

そういうラッキーパンチは往々にしてあるのですが、じゃあラッキーパンチを継続できるかと言えば時間を掛けて限定品の情報を手に入れてネット販売の抽選で手に入れたり、実店舗に深夜早朝から並びに行くなどの肉体労働を伴います。

その点、自分が見切りで捨てようと思っている持ち物を換金することに主眼を置くと、「お金が出てくるゴミ箱」になるため非常に考えがシンプルになります。値引きに関しても寛大に受けられるようになり品物の回転が速くなります。

メルカリでのセドリはどうして儲からないのか

私がメルカリを始めた当初、まず家にあった漫画をスペース確保のために販売し始めて、不用品が思わぬ値段で売れることに味を占め、ゲームソフトを販売している時に、「まとめ売り」と書かれて大量のソフトを凄い安価で手に入れられることを知り、セドリ目的で購入したことがあります。

セドリとは、背取りと言って古本屋で背表紙だけを見て本を買い、相場との差益をネット転売で得る方法です。

ネットが普及していない時代は成立していた転売手法だったようですが、調べれば相場が直ぐに分かる時代で、希少価値のないものは全く売れません。それに加えてたとえ売れたとしても競合よりも安い価格に設定した上で、手数料と送料が必要となります。

結局私の様に在庫がダボついて、手に入れた時より安価でまとめ売りをして在庫処分をするか、勿体無いと思って家の物置に眠らせてムダなスペースを食い続けるだけになるのです。

付加価値について考える

フリマアプリの付加価値は、「あらゆるものが相場より安く買える」ということに尽きます。

世の中に流通していない、地域限定品やそれこそ自然でしか手に入らないような何か(流木や珍しい石など)を販売すると、そこに行くまでのコストを考え購入される方もいらっしゃると思います。ただし、出せば売れるとなれば商業として成り立つので、手数料10%は高すぎると考え別の販売方法を考えるのが自然です。

また、ハンドクラフトや修理サービスなど、手に職ある人がタダ同然で手に入るものに手を加えて価値を上げて販売するということであれば活路が見いだせると思います。

メルカリで儲けてる系ブログの正体は一体

このような、ネットを使って物を売ってお小遣いを稼ぐ、それ以上に生計を立てていますよというようにブログやなにかで発信している人に対して、どういう理由でその方法を公開しているんだと常々疑問を持っていました。

転売というのはそもそも他人から抜け駆けてより素早く商品を手に入れて高く売りつけることなのに、自らライバルを増やす様な行為をすることは相反することをやっているなと思うからです。

自己顕示欲を満たすためにやっているというのであれば好きにすればいいと思うのですが、競うようにこういったブログが掲載され続けていることを考えると、仕組みは分かりませんが閲覧数を稼ぎ、アフェリエイト広告などから利益を得ているのであって、転売はやっているでしょうが安定的な収入を得ているわけではないでしょう、というのが私の見立てです。

それ以外の可能性としては、既にある程度在庫を抱えている品薄商品の値打ちを上げるために、品薄商品を買い占めて転売するという一連の流れを作り続けるためにあえて儲かるよという情報を流していることです。これは非常に高度ですが、仕手株とやり口は同じだと思います。

話は最初の方に戻りますが、莫大な利益を得ることは難しいので、不要品を小銭に変えることだけを考えて楽しみましょう。

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