ブログ

教育現場の輝くところ

先日娘が通う幼稚園の運動会へ行ってまいりました。2歳上の息子も同じ園にプレ保育の1歳半から通わせて頂き長いもので6年のお付き合いです。娘も年長組になりましたので、これがいよいよ最後の運動会となったわけです。

毎年私が楽しみにしているのが年長組のリレーで、子供なりのスケールで熱いドラマが今年も繰り広げられていました。

今年は、オートバイサイズのタイヤを園児が肩に担いで半周走り、そこからスタート地点にタイヤを転がして戻って来て、最後に園庭トラックを一周するリレーでした。考えられているなと思った点は、ただ力が強い、足が速いだけでは解決できないタイヤを真っすぐ速く転がすという要素が場合によっては園児たちを苦しめ、競技の結果を分からなくさせていたところにあります。これはおそらくカーポートマルゼンさんのCMから着想を得たのではないかと考えております。

40人程度の園児が2チームに別れ、勝負は意外と早期に半周以上の差がつき、デッドヒートが起こるような場面がないまま終盤へと差し掛かります。

リレー終盤、やはりカーポートマルゼンパートでリードしていたチームにやや遅れが生じてしまったことと、追い上げが凄かったこともあり、残り3組のところで並んだのです。

この、一旦並んだ時に思ったのですが、教育現場は本当に子供たちのことをよく見て考えているということです。

そんな実力を拮抗させられる!?

トーナメント戦ならいざ知らず、同じ学年の子供を2チームに別け、最後の最後にデッドヒートを繰り広げさせるという差配をするには、子供たちの身体能力をかなり正確に把握しておかなければなりません。勝負は時の運で、偶然なのかもしれませんが終盤で並んだとき保護者が一斉に歓声を上げていましたが、それよりも私は先述の力量差を均等に編成した教職員の方々に敬意を表したいと思います。

そして最後は、去年涙をのんだ男の子が有終の美を飾り、差をつけてフィニッシュ。これはぜひこのブログと併せて読んでいただきたい物語です。子どものころから野球、柔道とスポーツや武道を経験してきましたが、常に勝敗がつくものでした。大人は敗者だった自分に対して「負けたけれども、一生懸命頑張った、その過程は何物にも代えられない得難い経験だ」と言うのだけれど、やはり勝ちたいし、勝った時に得られるものの方が大きいと私は思って生きてきました。敗者側から見て、勝者が得たものを自分も手にしたいと思い、努力をさらに積み重ね続けられるかが本質だと思いました。

お疲れさまでした。

コメントを残す


お問合
わせ