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バスタオル一枚でお寺に行く夢を見たんですが

普段ほとんど熟睡してしまい夢を見る機会がなく、見ても覚えていないことが多いのですが、今朝見た夢が、「バスタオル一枚でお寺に行く夢」だったんです。

夢占いをChat-GPTにさせたところ過去に犯した罪を浄化したい心理の表れだそうです。何それ。怖い。

夢占い師

特技の欄に「夢占い」と書けるほどの知識と解釈力と説明能力がある人はどれほどいるのでしょうか。

私は手相占いが出来るので、話題作りに相手の手相を見せてもらって診断させてもらうことがあります。手相は常に存在していて、自分のことをよりよく知っておきたいという人の割合は高いので快く見せてもらえるケースが多いのですが、夢占いは本当に難しいと思います。

夢を見てそれを覚えていることが少ないからです。

仮に覚えていても、それを他人に話すということは自分でも気づけていない深層心理を相手に曝すことになるため、なかなか信頼関係のない中では夢の内容を話してもらえることはないでしょう。

また、暗示する物事を検索すればいくらでも情報が出てくるため、人間の占い師へわざわざお金を払って相談するまでもないといったところでしょうか。ただ、そのネット上に掲載されている夢占いの情報そのものは、何らかのデータベースから引用されたものなので、夢占い師という存在はゼロではないと私は思います。

占=心

占い(うらない)の語源は、心の裏側、すなわち深層心理を読み取ることにあります。

もし私が夢占いという概念が無い時代に、今体系化された夢占いの知識を持って生まれて来ていたら、そんな体系化した情報があることをわざわざ明かさずに夢全体を聞いて「心が安らぎを求めている。何か現実世界で疲れているのでは?」などと言い、具体的な悩みを聞き出すことに徹すると思います。

占いという行為は強烈なアイスブレイクで、自分で気付いているかもしくは気付けていない心理の裏側を掬いあげて、そこまで分かっている相手ならこのことも打ち明けてみようという気持ちにさせる、対話を深く進めるフック的な技術なんだろうなと思います。

最近は、YouTubeなど動画配信サイトで「ホストですが女性を夢中にさせるテクニックを公開します」とか「マジシャンですが、種明かしします」といった風に、再生数稼ぎのためにどんどん手の内を切り売りし始めています。恐らく、占い師が持っていたノウハウも金銭的に困窮した人が、書籍化してしまった結果なのでしょう。

そういった歴史の上で私たちは気軽に占いを楽しめるようになっているわけで、結果的には少数の限られた人たちで独占されてきた時と比べれば、より発展性も出て世の中のためになっているわけです。

非常に考えさせられるテーマが、バスタオル一枚の夢をきっかけに頭の中を駆け巡っています。

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