メッキ技術情報

クロムメッキ皮膜の性質~クラック~

クロムメッキ皮膜の性質~クラック~

クロムメッキの表面にはクラック(ひび割れ)が存在します。このクラック数や大きさは浴温と電流密度に依存します。特に浴温に依存していて、低温ではクラック数が非常に多くなり、70℃になるとクラックの無いメッキ皮膜が得られます。しかしながら、高温になると乳白色で柔らかい皮膜になってしまいます。また、電流密度が高ければ高いほどクラック数は減少します。

メッキが厚くなる過程でクラックは発生→成長→消滅を繰り返します。クラックが多い場合、クラック幅及び深さは小さくなり、逆の場合大きくなります。

技術情報


お問合
わせ