今月のゲンバ男子 野村 邦博

町工場の息子として
ものづくりを理解したいと思った

池井戸潤の小説に出てくる主人公は、町工場の息子がほとんどで、その主人公の父親は銀行の論理に酷い目に遭わされ、いつか見返してやりたいと思い銀行に入るわけです。私も町工場の息子として、ものづくりを別の角度からどうしても見てみたいと思い、大学卒業後は建機メーカーに就職しました。工場勤務ではなく営業職であったのですが、販売する過程でお客様のニーズと合致した建機の造り込みという現場に立ち会うことが多く、かえってものづくりについて多くのことを手広く経験することが出来ました。

入社1年半で経験した手痛い失敗
メッキの難しさを実感し、逆に興味が深まった

入社から1年半ほど経ったころ、お客様からクレームを頂戴しました。今まで出てこなかった不良が突如発生し、原因が特定できず困り果てました。最初にこれだと思った不良の原因の再現が取れなかったのです。不良発生当時の記録を頼りに状況を分析した結果、怪しいと睨んだ原因の二つが絡み合って起こった不良であることが分かり、再現も出来ました。文献に書いてあることでは説明のつかない現象にぶち当たったことで、メッキの奥深さに触れることが出来、逆に興味が深まりました。

お客様のお客様を常に意識
社員全員の改善活動で、
付加価値を高めていきたい

今一番力を入れているのは、社員全員参加の改善活動です。アルファメックでは改善活動を「今より働きやすくすること」と定義しています。まず、自分が実感できる付加価値を得ることで、お客様へ提供できる付加価値を増やしていければと思い、全社員にその輪を広げていこうとしています。メッキ加工は金属加工の最終工程になることがほとんどです。お客様のお客様に一番近い位置にいることを意識して、これからも社員一丸となって頑張っていきたいです。

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