ダンスダンスレボリューションの立ち位置
先日ゲームセンターでダンスダンスレボリューション(以後DDRと表記※Dance Dance Revolution)の凄い人のプレイしているところを生で拝見させてもらいました。もう25年は昔からアーケードに存在するゲームで、画面上を流れてくる矢印と、足元の矢印のタイミングを一致させて踏むという分かりやすいゲーム性と、それを実現させるためのリズム感、正確なステップ、そして持久力が求められるある種特殊なジャンルの体感型音楽ゲームという立ち位置ではあるのですが、一つ気になったことがあります。
e-sportsなのかスポーツなのか
中学校の部活動にもなるほど徐々に存在感を増すe-sportsですが、DDRはこれに含むべきなのでしょうか。
というのも、e-sportsと言えば「ぷよぷよ」とか「ストリートファイター」とか「スプラトゥーン」とかコントローラを操って人同士が画面上で対戦するのを競い合うゲーム大会的要素が強いのですが、DDRはどちらかと言えばコントローラが身体なので、スポーツじゃないかなと思うんです。
自分でやった記憶をたどったら、大体ナイトオブファイヤーとか簡単なものでも3曲ぐらいプレイすると汗だくになってしまうぐらい体力を消耗します。
e-sportsがスポーツとは別物と言われなくなる弊害
敢えて言えば、DDRがe-sportsカテゴリに入れられて、その競技性が認知されることは素晴らしいことですし、ただ椅子に座ってコントローラを操作する、やったことが無い人からすれば何がスポーツだと言われるものとは一線を画すゲームですから、これこそe-sportsだと言われるのではないかなと思います。
ただそうなってくると、先述したパズルゲームや対戦アクションゲームがスポーツ要素の無さから、e-sportsの舞台から降ろされて、体感型のゲームばかりになってしまうという、e-sportsを推進してきた人側からするとちょっと違う方向性に変わってしまうのではいかという懸念もあります。
こう考えるとオリンピックの公式種目に最も近いと言ってもおかしくないe-sportsはDDRなどの体感ゲームなのですが、e-sports推進派はそれをオリンピックに採用されてしまうと、他のゲームがe-sports枠から外れてしまうかもしれないので動けないのではというのが私の見立てです。
凄い
結局立ち返ってどのゲームでも、プロと呼ばれる人たちのテクニックは、見ていて驚嘆の声を上げられるほど凄い。
DDRもぷよぷよも、極めた人は凄い。
凄いものを、ただのゲームではなく地位を高めたいという理念を持って戦ってほしいですね。知らんけど。
コメントを残す