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AIで自分を良く見せる工夫
ノーマルカメラで撮影した顔写真をSNSに載せることが、特に女性においては無くなって久しいですが、AIが画像処理を行って目を大きくし、鼻を高くし、輪郭をシュッとさせ、胸を大きくし、足を長くスラっと見せることが出来るのであるから、Instagram上には美男美女しかいないという状況にも頷けます。
私は既婚者なので利用する機会に恵まれませんでしたが、マッチングアプリでは詐欺にも近い加工をした顔写真を登録し、実際に会ってみたらとんでもなく実物と乖離していたという事案が度々起こるそうです。
実物と乖離していた時どういった態度を取るか
もし、会ったときに想像していた人物と違う異性が登場したら私だったらどうするかを考えてみました。
正直に、会った瞬間に写真と違い過ぎてここから食事を一緒に摂る気にならない、さようなら。と告げて去ることも出来ます。
ただ、会う約束をしてその場まで出かけているわけですし、なんだったら飲食店の予約を取っている可能性も非常に高いです。そこで、写真で詐欺をされたような状況だったとしてそれだけの理由で断れるものでしょうか。
今思い出しましたが、大学1回生の時に女の子を紹介してもらい、少しの間メールのやり取りをして会うことになりました。
そのメールのやり取りで、1枚ずつお互いの写真を交換したのですが、送って来られた写真には二人映っていて、どちらもそこそこ可愛い感じの女の子。どちらがキミなの?と尋ねたら、「右の方だよ」と返事があり、その右の方は少しだけ後ろの方にいるような感じがしていました。
実際に心斎橋で会ったとき、登場した女の子は自分よりひょっとしたら大きかったかもしれません。
その後、二人で串カツを食べて、「奈良の自宅へ帰るのにバスが少なくなるから」という意味不明な理由で、午後10時ぐらいにサッと帰りました。
翌日、隣の剣道部の友達から「昨日お前のことを心斎橋筋で、お前より大きい子と歩いているのを見た。なんか引きずられて歩いている感じがした。」と言われてショックでそれからその女の子に連絡を返せなくなり、挙句の果てにはどうして嫌いになったか教えてと何度もメールを送られた経験がありました。
そうです。19年前のガラケーで撮影された写真は、遠近感が分からないので少し下がれば小さく見えていたのです。
「理由は遠近感が違った」
という、価値観にも似たニュアンスの言葉だったことを記憶しています。
冒頭に戻りますが、AIによる加工を無効化してしまうアプリが実際にあるのか確認したらありました。在るには在ったのですが、コメント欄に悲しいことばかり書いてあったので使うのを止めます。
SNSの中だけでも夢を見させて欲しいものです。
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