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コロナ対策でドラマにもプレスコ

先日、アンパンマンショーのYouTube動画を子どもと観ていて気付いたのですが、今後もしかしたら生身の人間が演じるドラマにもプレスコされるようになるんじゃないでしょうか。

ご存知の方も多いかと思いますが、アンパンマンショーは全国各地で行われていて、近くの生駒山上遊園地でもやっていますし、郊外の住宅展示場でもやっていたりします。着ぐるみのキャラクターたちが、スピーカーから流れる声優が吹き込んだ音声に合わせて演技をする仕組みでどこでも失敗の少ないステージを横展開できる仕組みになっています。これをプレスコ(プレスコアリング)と呼ぶそうです。

ドラマ撮影現場での感染症対策

マスクを付けて演じる訳にはいかないので、本番ではマスクを外して演技をするわけですが、感情的なセリフを話す場面では唾が飛ぶでしょうし、キスシーンも終わったら机の影からスタッフが除菌シートで唇を拭いて、口紅を塗り直すなどの工夫が必要になるでしょうね。知らんけど。

実際には、リハーサルまではマスクをつけて稽古するそうですが、やはり向かい合ってやり取りする機会がある以上飛沫感染リスクが高く、今後いつまで続くか分からないこの状況をどのように克服していくのかが課題となっているに違いありません。

全ドラマ・アンパンマンショー化計画

先に俳優チームによる台本の読み合せをレコーディング、つまりプレスコしてしまって、流れて来る音声に合わせて演技をする方式に変えるのはどうでしょう。アンパンマンショー化計画です。

これなら、セリフを噛んでしまって撮影が長引き、感染するリスクが高まるという心配もなくなりますし、飛沫も飛びません。また、声優を変えることによって演技力を底上げできるかもしれません。感染症が収まった平和な世の中に戻った時に、「あれ?いつもと声が違う。」なんてこともありえます。

そして、万が一声と演技があっていなくても、さらにもう一度アフレコ(アフター・レコーディング)すれば調整出来るので、撮影の長時間化を可能な限り抑えることが出来ます。

知らなかったプレスコの世界

笑っていいとも!に少しだけ出てきていたミスターマッスルというプレスコの王様とも呼ぶべき外国人タレント。この手のタレントが増えるかと一瞬期待しましたが、増えないまま時は流れました。

海外のアニメーションだと、アフレコ(アテレコ)ではなくプレスコで、後からアニメーションを挿入することで違和感のないものに仕上げているのだと聞きました。日本の場合、アフレコの技術が高過ぎてプレスコが流行らないのかもしれません。知らんけど。

このミスターマッスルのネタは違和感が笑いのトリガーなので、逆に無いとダメなんですが。。。

アフター・コロナでどう変わる

プレスコが万が一流行ってしまった後に、コロナが収束もしくは終息して、当たり前の日常を取り戻した時、プレスコ文化が残る可能性があります。

プレスコ声優は凄い。

プレスコ芸人も面白い。

プレスコ収録は手軽。

もうプレスコ無しの世の中に戻れない。

そんな未来が来るかもしれません。

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