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パンデミック前夜を迎えて

パンデミック・・・ 病気が世界の複数の地域で同時に大流行すること。感染爆発。 〔一定の地域から周辺地域へ大きな広がりをみせるエピデミック(epidemic)に対していう〕


https://www.weblio.jp/content/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF

コロナウイルスが原因とされる新型肺炎が中国の武漢市を中心に猛威を振るっていますが、潜伏期間の有無など新情報が入って来るたびに、日本での感染拡大がいつ起こるのか恐怖を覚える次第です。

致死率が3%か、潜在的な患者数を含めるともっと下がると言われているこのコロナウイルスを発端とする肺炎ですが、肺炎の恐ろしさと言えばかかった人が皆口をそろえて「死ぬほどしんどい」と仰るぐらいで、高齢者や子どもが罹患した場合のリスクは体力がない分とても危険であると言えます。

「一方中国では春節を間もなく迎えます」という台風の進路予想の様なニュース

結果的に中国政府は武漢市を封鎖し、国外への団体旅行を禁止し、日本政府は武漢市に取り残された日本人の帰国対応を行うということになりましたが、一般市民の私からすると、なぜその対策が春節に入る前に行われなかったのか疑問で仕方がないです。

小タイトルにある通り、まるで中国本土から台風が接近していますという、日本全土を覆うような進路予想図を見せられている感覚でした。

春節と言う巨大商戦を逃したくないんや!!

正常性バイアスと呼ばれる言葉をご存知でしょうか。

どのような人間の心理にもある程度存在するとされる「認知バイアス」の一種で、目の前の物事が異常な状態を示していても、比較的大きな状態変化がない限りは正常であるとみなしてしまうこと。日常生活における心理的なストレスを軽減するため無意識に行われるとされる。

https://www.weblio.jp/content/%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E6%80%A7%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9

「まあ大丈夫だろう」が国家ぐるみで行われた結果、人の命や経済活動が危険にさらされてしまうという状況。

春節で4兆円以上のお金が動くと言われていますが、武漢市と同じ状況に日本の大都市が同時多発的に陥った場合、どれだけの経済的損失、人材的損失があるか計り知れません・・・。

結果として、これから渡航が著しく制限され、中途半端にキャンセルになったり、在庫を抱えたりと、進路予想図が出ていたにも拘わらず正常性バイアスで怠った水際対策が、パンデミックの足音を響かせて近づいている、前夜なのかもしれません。

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