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ハリーポッターシリーズの魅力 5つ
先日ハリー・ポッターシリーズの最新作、ハリーポッターと呪われた子を買い、今読み進めています。ハリーポッターシリーズは1999年に始まり2007年に第7巻、死の秘宝で完結したはずでしたが、今作第8巻をもって完結編になるそうです。
最終巻が発売されてからもう9年経つそうです。この作品ではヴォルデモート戦から19年後の魔法界が描かれていて、主人公は誰だと聞かれたら迷うところですがハリーポッターの二番目の息子です。父親が凄すぎて出来が悪い分周りから馬鹿にされてしまう可哀想な男の子の成長と、父親としてのハリーポッターがそんな息子との接し方を通じて人間的に成長するという話です。最後まで読んでいませんが。
私が考えるハリーポッターシリーズの魅力
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普段ショボいが特殊能力だけは神ってるキャラがトレンド
ハリーポッターは、いわゆる努力もしているのですが、基本的には冴えないいじめられっ子が特別な力を与えられていて、その力が半端なく凄い。特殊潜在能力があるキャラクターは、少年ジャンプを始め、あらゆる方面で今子供から求められている主人公像です。最近の子供は努力が嫌いです。なぜなら、競争社会ではないからです。
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伏線の多さ
ハリーポッターがなぜ魔法界で一番恐れられる魔法使いヴォルデモートに恐れられ、その命を狙われ続けているのか。また、両親の死と自分の能力に隠された真実は何か。こういった物語の芯に誰もが気になる最大の謎があり、毎回解決しなければならない謎があります。シリーズものの一番の魅力と言えるのですが、第7学年で終わるということがあり、ハリーポッターの成長と共に謎の核心に一歩ずつ迫っていくという臨場感が読者に強く働きかけたのではないでしょうか。
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設定がしっかりしている
ファンが多くなれば多くなるほど、設定が守られているかどうか、その矛盾点を探し当てられる危険性が増えます。設定が魅力的であればあるほどそのリスクは高まっていくのです。ファンタジーの世界観は、その世界の住人にどこまで本気でその世界を語らせるかで深さが変わってきます。ハリーポッターの上手いなと思うところは、魔法学校で魔法を読者と一緒に学ばせたということです。設定を説明するキャラや、無駄なディスクリプションを入れることなく、体験させることでその手間と不自然さを省いています。
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たまに来る身近な人の不幸
このたまに来る身近な人の不幸というのは、漫画で言えばあだち充先生が多用している手法です。このイベントによって、人間的な成長や人間関係の劇的な変化が生まれます。特に子供からすれば、そうそう体験していないイベントなのでショックも大きく印象に残るのです。大人でも同じで、児童文学を一気にシリアスな大人も読める文学に変えてしまう味付けになっています。
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変な和訳
和訳というか、ハグリッドという巨人と人間のハーフがいるのですが、その髭もじゃ半巨人の日本語が、日本人でそんな話し方するやつおらんわと思うほど変なんです。呪文なんかも、変な和訳がされています。「クルシーオ!苦しめ!」とか。なんやねんと。語源が英語なんかすら怪しい。でも、そこに世界観という動かしがたいものがあるのが魅力なのかもしれません。
勝手なこと言ってますが、私こう見えてハリーポッターシリーズは大好きなので馬鹿にしているわけではありません。以上!
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