ブログ

ゲームやネットを通じた子育て

我が家の6歳の息子は、任天堂スイッチのスプラトゥーン3にドはまりし、四六時中このアクションシューティングゲームのことばかり考えて生活しています。最初は他のおもちゃと同じで、やらせておけば大人しく遊んでくれると思っていたので、前と後ろに進んでインクを飛ばすのを楽しんでいるレベルだったのですが、チュートリアルモードとも呼べるストーリーモードで経験値をガンガン積み上げ、バカスカ相手を倒しまくり陣地を奪う姿を目撃した時、子供の成長をまさか液晶ディスプレイを通じて見せつけられるとは思っても見ませんでした。

カタカナを覚えたい

スプラトゥーン3の攻略本を本屋さんで見つけ、購入しました。写真を見て息子は最初喜んでいたのですが、そこに何が書かれているのか読みたいと言って読み聞かせをさせられるようになりました。

絵本の読み聞かせをしてこなかったので、ゲームの攻略本で親子の読み聞かせがスタートしたのです。

それでもずっとは無理なので、とうとう息子はカタカナを覚えることの重要性に気付き、公文式から出ているカタカナのドリルを買って欲しいと言ってきました。そして、カタカナを勝手にマスターして文章の理解度を上げて行ったのです。

遊びの過程に学びを持ってこられるか

好例の紹介ではあるのですが、自発的な学びを作ることってなかなか狙って出来るわけではないので、真似する必要も意味もあまりないと思います。本質的なところは、子供の目的はゲームの上達であって、親の目的は学習でありそれが手段であるということを理解しなければならないので、50音全てのカタカナを完璧に覚えていなくても目的が達成できている可能性もあることに注意を払わなければならないと思っています。

子供たちにどうやってネットの怖さを教えられるか

我々が思春期の頃、パソコンを自宅に導入してもらうことが出来ました。遊びの中で、失敗もあり現在強固なネットリテラシーを獲得できたことは今でも15歳からインターネットの世界を知ることが出来た環境に感謝しております。

20年前のインターネットは入江で浮き輪を使ってパシャパシャ遊べていたのが、今はいきなり外海と繋がっている状況で、子供がどこへでも行くことが出来る船を与えられたも同然なので、意味は分からなくてもある程度教えこんであげないと、回転寿司屋で人生を棒に振ることもあるということも事実です。

ネットリテラシーの大切さを教える方法はないか考えてみました。

子供と一緒に公園へ行くのと同じ

ネットリテラシーは、現実世界に置き換えると交通事故に遭わない方法を知っているかどうかだと思います。

先述した回転寿司屋で食器を舐めて動画をネットに挙げて人生を棒に振った少年と親は、自転車で交差点に信号無視で突っ込んでトラックに轢かれたようなものですが、今まで家の庭でしか自転車を運転してこなかった親子が、交通ルールを知らずに家の外に出てしまったみたいなものです。

なので、早い段階で親が付き添ってインターネット上の交通ルールをあらかじめ教えてあげながら学ばせて行った方がいいなと私は考えています。

例えば、スプラトゥーン3をやるに当たっては、知りたい情報をネット上で手に入れられるということや、ネットリテラシーが低いがために交通事故に遭ってしまった事例を見せて教えてあげたり、PCやスマホを個人所有するようになる前に、手を繋いで公園まで連れて行く、町へ買い物へ行くといったことをやってあげるのが適切な教育ではないかなと思います。

かなり昔ですが、ネットゲームを始めた身近な中年男性が、ゲームの中の掲示板で煽られて、本気でその人に会って話をつけたいとブチ切れてしまったことを思い出しました。人格者でもあり、社会的なマナーも備わっている方でしたが、ネット上では赤ちゃんが突然渋谷のスクランブル交差点をハイハイで渡るのと同じ状況だったのです。

コメントを残す


お問合
わせ