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逃亡犯逮捕でホッとするな!

昔、認知症の方が行方不明になりました。最寄りの警察署に依頼したところ、状況を親身に聞いてくださり、直ぐに捜索してくれると言ってくださいました。その時、隣接する区も捜査対象になり得るかもしれないと言うことで、その区を管轄する警察署の所轄にも連絡してくれることを約束してくれました。

それから少し時間が経って、予想していた全く逆方向の区で目撃情報があり、警察に聞いたところ「分かりました。そちらの所轄にも捜査範囲を広げてもらうように連絡してみます。」と回答がありました。

その時非常にモヤモヤしたのですが、縦割り行政はそんなものだと言われたらそれまでなんですが、動く人に対して、その対応は無いんじゃないかと少し腹が立ちました。いつもお世話になっている警察組織ではあるのですが、人の命がかかっているのにと感じました。結局その人は後からその南側の区で居なくなってから6時間後に発見されました。

今回樋田容疑者がこんなにも長く逃げたのも、報道によれば初動で自身の所轄内で片を付けようとしたため、どこに行ったか分からなくなってしまったということでした。縦割り行政が、ここまで小さな範囲でもあって、それが動くターゲットに対して脆弱なんだと言うことが分かりました。

私の周りの人たちも、交通違反切符を切られるたびに歯がゆい思いをしているのか、今回は大阪府警の失態を面白がっていました。

しかし今思えば自分の会社の近所で、そんな犯人が追い詰められた状態で野放しになっていたと考えると怖かったなと思います。

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