【対談】若手リーダーたちに聞く改善活動への想い
参加者:宮崎、木澤、日野、野村(オブザーバ)
日時:2021年1月27日17時30分
改善活動は現場の最前線でしか生まれない。その最前線で今後会社を引っ張っていく存在の3人がどんなふうに考えているか聞かせて欲しいと思い集まってもらいました。
まず始めに、サークルの説明からさせてもらいます。4つに分かれた会社のサークルの中でPα(ピーアルファ)という同じところに所属している3人ですが、2021年1月からこれまで最年長でリーダーをしていた竹内先輩から若手にバトンを引き継ぐ形となり、まずはこの3人で相談し合いながらやっていこうということになりました。目標は「改善提案の件数を皆で増やしていくこと」にしました。
どんな活動をしているんですか?
具体的には、週1回ペースで3人が集まり、現場の疑問や悩みを打ち明ける場を作っています。
実際に集まって意見交換していくと、具体案が次々と出てきています。
会社全体として目標を達成させたいのですが、まずは我々リーダーが率先して改善活動をやっているんだと見せることで、サークルメンバーのモチベーションアップにつなげていきたいと考えています。
率先垂範の心意気を感じさせられますね。改善件数にこだわる理由を教えてもらっていいですか?
改善活動を行わない現状維持された状態を、「停滞」と呼ぶことにしました。改善活動を行い続けることは、その効果の大小にかかわらず「進歩」であると思っているので、件数にこだわりたいですね。
そうですね。改善活動の内容としては「仕事の簡略化」「負担の軽減」「仕事の共有しやすさの向上」をしていますが、結果として現場環境がガラッと変化した気がします。現場が活性化しましたね。視野が広がったので自分自身も会社についても停滞していないと思います。
具体策はありますか?
はい。まず3S(整理・整頓・清掃)の定期的な見直しです。改善活動の基本として取り入れていこうとしています。3Sが出来ているかいないかを見ていくだけで随分改善しなければいけないところが見つかります。それから、気になっているが改善できずに悩んでいるところを、部分的にだったら改善できないかと他の二人の意見を取り入れながら解決していけると考えています。
そして、過去の改善提案を横展開させていくことと、それを行うにあたって固定概念に囚われないように気を付けています。アルファメックは、過去の改善事例をしっかり写真付きでファイルしてあるので、いくらでも参考にしようとすれば出来るいいネタがあるし、やっていることはどの現場も同じようなことなので、1の改善を10にも20にも出来る横展開を推進したいと考えています。昔からやり方がこうだから、という固定概念で変えられない現場や人のやり方も対象にしていきたいとも考えています。
強いて言うならばこの定期的な打ち合わせを継続させることです。
3S活動、横展開、問題の分析と非常にレベルの高いことを考えていて驚きました。3人の将来に対するビジョンも聞かせてもらえますか?
今まで先輩社員の方々に助けてもらってきたんだと、リーダーになって間もないですが感じています。今後は自分たちが先導して皆を活性化させたいと思います。
サークル活動の輪を拡げたいと思います。この3人で定期的に集まるようになって色んなアイディアが出てきたので、気軽に個々人がこんな風に改善活動を協力し合って習慣化させていければいいなという意味です。
意見交換を通じて、自分の意見が他の人の役に立ったり逆もあったりするということが分かったので、2人と同じになりますが発展させていきたいと思います。
3人ともありがとうございます。既にレベルの高い改善活動をしていた3人が、力を合わせるということで非常に期待しております。
ゲンバ男子