竹内 義治
Yoshiharu Takeuchi
43歳 平成6年7月21日入社
水質関係二種
毒物劇物取扱者
大阪高等鍍金訓練校卒
医療機器を扱う責任と真正面から向き合う
池辺高志の紹介でアルバイトとして始めたこの仕事も、気づけば社歴22年を迎えるベテラン社員。あらゆる種類のメッキ浴を経験してきたが、現在はメッキ作業を離れ医療機器部品の生産管理を一手に任されている。医療機器分野は成長産業で、規模がどんどん大きくなるにつれ、仕事の量も関わる社員の数も増えてきた。試作への対応、トラブルシューティング、現場改善など仕事は多岐にわたる。お客様のニーズに対応して新しい技術にチャレンジしつつ、昔ながらの技術伝承を大切にしていることがアルファメックの良いところと語る。 ※平成28年4月現在
アルファメック入社のきっかけ
1994年当時、コンビニでアルバイトしていた私は、アルファメックに勤める小学校の同級生からの誘いで入社しました。アルバイトよりも条件が良いという軽い気持ちで始めたので、1年もしないうちに挫折感を味わうことになりました。周りは定年間近の職人ばかりで優しく指導してくれる年の近い先輩はいません。自分がやりたいことが出来ずに、フラストレーションが溜まり自分の居場所はここではないかもしれないと、転職を考えたこともありました。やがて次々と職人方は定年退職していき、その穴を私たち若手が埋めることになるのですが、自分がしっかりやらなければならないという自覚がその時になってやっと芽生え始めました。
お客様とゲンバの架け橋になりたい
先輩の職人方がやってきたことに挑戦していくことで、アルファメックで扱うメッキについては一通り覚え、後輩たちに指導出来る様になりました。転機は担当する精密部品に関して、お客様との窓口を一手に任せられたことです。日々の生産管理、トラブル対応、見積など仕事は激変しました。自分の仕事だけでなく、メッキ作業を任せた職人の前工程と後工程にも気を回さなければならなくなったからです。現場の職人に、ただ無理をさせてお客様の要望に応えていくだけでは満足いくメッキが出来るとは思えません。今は、お客様と現場の職人たちの架け橋として頑張っていきたいと思っています。
今より働きやすくする改善活動でまずは自己満足
実は私、改善活動にハマってしまいました。きっかけは会社で月刊誌を購読し出して、これなら出来ると思い始めたことでした。改善活動と言っても大げさなことは何一つやっていません。部屋のスイッチの切り忘れを予防したり、書類の置き場を固定したりと内容は簡単なことばかりです。ただ、次々と改善を行っていくことで仕事がとっても楽になっていくことが実感できてきました。大半は自己満足ですが、たまに他人から感謝されることがあったり、会社から表彰されると俄然やる気になります。改善活動は自分のテリトリーでしか行えません。最前線にいるゲンバ男子それぞれが、自己満足していくことが大事だと思うので、これからも続けて行きたいです。