渡邊 強|無電解ニッケル・めっき技術者

アルファメックの無電解ニッケルめっきにおいて、「渡邊なくして安定品質は語れない」。
現場ではそんな言葉が自然と出てくるほど、技術と誠実さを積み重ねてきた職人です。
目立つタイプではありませんが、彼の実績は社内外で揺るぎない信頼となっています。

品質で“仕事を勝ち取った”立役者

これまでアルファメックには、いくつもの“品質で選ばれた”瞬間がありました。
その中心にいたのが渡邊です。

あるプーリーメーカーが、数ある下請け企業の品質を比較し、「最も高品質で不良率が低いのはどこか」を調査した際、選ばれたのがアルファメックでした。
その結果、他社からの転注を獲得するという非常に稀な“品質逆指名”が起こりました。

別の重工業メーカーでも同様で、無電解ニッケルめっきのコンタミネーションコントロール(異物混入・槽管理)について、
「最も安定的で優れた被膜を出しているのはアルファメック」 と公式に評価され、ここでも品質を理由に転注を獲得しています。

これらはいずれも渡邊の地道な管理、誠実な作業姿勢、そして“品質は工程でつくる”という哲学の結果です。

先代・野村信一が掲げた品質方針、 「顧客の信頼を勝ち取る品質の造り込み」 それを最も体現している人物と言っても過言ではありません。

日々の仕事に込める思い

渡邊はいつも静かに、淡々と作業を進めます。 しかしその手元には誰よりも緊張感があり、納期とクオリティを両立させるプロとしての姿勢が宿っています。

「次工程に迷惑をかけないよう、できるだけ早く回す」 「落ち着いて作業してもらえるよう、前工程として責任を果たす」 こうした言葉に、彼の真面目さと誠実さが表れています。

技術者としての成長物語

めっきは繊細で、日々小さなトラブルが起きます。
手袋で滑らせて落としたり、普段通りの手順でも外観不良が出たり。 とくに「やり直しが効かない素材」で起きた不良は、本当に胸が痛む経験だと語ります。

でもそこで終わらないのが渡邊です。 「なぜ起きたのか」 「どう防ぐか」 毎日の小さな反省を積み重ね、技術と感覚を磨いてきました。

自分を一言で言うと?

古臭い考え方の不器用人間。
……と本人は言いますが、不器用ではなく“誠実”と呼ぶべき人です。

好きなもの・趣味

肉料理が大好物。
洗車とドライブが趣味で、ピカピカになった車を眺める時間が何よりの癒し。 コーティングで雨を弾く姿を見るのが最高の瞬間だそうです。

アルファメックの良いところ

休みがしっかり取れる環境と、働き方の無理がないこと。
長く働く上で大事な“安心感”がある会社だと感じているようです。

未来の後輩へのメッセージ

「サンドブラスト・研磨・めっき……金属表面が変化していく過程は、本当に面白い。」
渡邊はそう語ります。 めっきは奥深い世界。一緒に経験を重ねれば、その面白さが必ず分かるはずです。

会社へのコメント

「外の情報だけでなく、社内をじっくり見て、社員一人ひとりの声を丁寧に拾ってほしい」 長年働くからこそ出る、温かいけれど本質的な提案です。

 


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