辻井 宣弘|自動めっき・品質管理

アルファメックが50年近く続けてきた、自動車向け部品の自動めっきライン。
その最前線で、ひたすら黙々と“品質の門番”として立ち続けているのが辻井です。
派手さはありません。けれど、彼がいるからこそ、このラインの歴史が守られてきたと言っても過言ではありません。

品質ゼロ流出を実現する仕組みの人

過去には、不良品の流出が繰り返される時期もありました。
一度流出すれば、疑わしい製品をすべて検査し直すという膨大な作業が必要になります。
その“痛み”を知るからこそ、辻井は品質に対して極めて真摯です。

彼と彼のチームが行ったのは、すべての工程にチェックポイントを作り、不良品が簡単に通過できない仕組みを徹底すること。
その結果、ここ数年は不良流出ゼロを継続しています。

「不良を発生させない仕組みが大切。でも、想定外は必ず起きる。大事なのは“次工程に持ち込ませない仕組み”を作ること。」
この信念のもと、今日も彼はラインサイドに立ち続けています。

担当する仕事

自動めっき設備の管理、めっき液の分析、パート社員を含む現場のチェック、設備メンテナンスなど、多岐にわたり現場を支える役割を担当。
アルファメックの品質の“土台”を担う存在と言えます。

入社理由と現在のスタンス

「モノづくりが好き」という純粋な気持ちで入社し、気づけばベテランの域へ。
いまでは後輩やパート社員にも厳しくも誠実な目線で接し、「社内に不適合品を出さない」という文化づくりの中心となっています。

仕事の達成感

「毎日、無事に仕事をやり切ったときがいちばん達成感がある。」
現場は日々が勝負。その言葉から、品質に向き合う強さが静かににじみます。

失敗からの学び

入社当時、「不良は出るものだ」と言われた時代がありました。
しかし得意先で不良が流出したときの現実――膨大な労力、時間、場合によっては遠方までの出張対応――を目の当たりにし、
「二度と流出させない」という強い覚悟を固めました。

意外な一面

ONとOFFの切り替えが極めて上手。
飲み会では驚かれるほど朗らかで、良い意味でギャップがあります。

好きなこと・趣味

とにかく食べることが好きで、SNSで話題になっているお店に行くのが密かな楽しみ。
「嫌いなものはない」という言葉は、どこか彼らしい豪快さも感じさせます。

アルファメックの好きなところ

「嫌なタイプの人がいない」。
長く働く中で感じた職場環境への素直な評価であり、社員同士の関係性の良さを象徴する言葉です。

未来の後輩へのメッセージ

意外と居心地の良さに驚かれると思います。
技術はあとからついてきます。職場の空気が温かいので、すぐに馴染めるはずです。


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