岡本 和也

担当業務

スポット溶接オペレーター(スポット溶接機5台の管理)

会社から見た岡本社員

めっき屋としては異色のキャリアを歩む男がいる。
その名は岡本和也。

アルファメックが自動車メーカー・マツダ様から任された仕事は、 「ホイールを留めるキャップナットのキャップを溶接する」という、 半世紀近く続く重要工程だ。
その物量、年間1千万個超。まさに会社の“幹”を支える巨大な仕事である。

しかしこの工程は、めっきの現場とはまるで別世界。 専門性が高すぎるゆえ、現場にはいつも静かな孤独がつきまとう。 その沈黙の中で、岡本社員は5台のスポット溶接機すべてを相手に、 1つ1つの機械の癖と向き合いながら、独自の戦いを続けてきた。

“チョコ停”ーーほんの数秒止まっただけでも、 その日の生産計画が狂う厄介な存在。 これをいかに予知し、いかに早く立ち上げるか。 対応を繰り返すたび、彼は機械が放つわずかな変化音・振動・火花の違いから “兆し”を掴むようになっていった。

そして気付けば、誰よりも機械に詳しい、 “スポット溶接の番人”となっていた。

カイゼンの姿勢

岡本社員のカイゼンの特徴は、とにかく“視点が広い”こと。

自工程だけでなく、後工程であるめっき品質まで見据えた改善。 長年「なんとなくそうしてきた」使い方が当たり前だった電極を、 一から見直してコストダウンに繋げた工夫。

どれも、小さな気付きの積み上げだ。 だが、その小さな積み重ねこそが、膨大な物量を扱うアルファメックにおいて 大きな成果を生む。

彼は派手に語らない。 しかし、静かに淡々と改善を続ける姿は、 まさに“技術の積層”そのもの。
現場が最も信頼を寄せるカイゼンのプロである。

未来の後輩へのメッセージ

特殊な仕事だが、挑戦しがいのある現場だ。
小さな気付きがカイゼンになり、カイゼンが品質を支える。 そんな手応えを感じられる現場で、一緒に成長していこう。


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