宮崎 太郎|生産管理・営業窓口
公務員、不動産営業という全く異なるキャリアを経て、アルファメックの門を叩いた宮崎太郎。
その異色の経歴からは想像できないほど、今では「現場を知る管理者」としてゴルフ工房事業の屋台骨を支えています。
異色のキャリアが“技術者”へと変貌するまで
入社後すぐに持ち前の勉強熱心さを発揮し、宅建士の資格を活かすかのように毒物劇物取扱者試験に一発合格。
さらに、大阪高等鍍金訓練校では首席卒業を果たし、その際に作成した論文は評価が高く、甲南大学での学会にも招かれました。
技能資格も次々と取得し、電気めっき技能士2級にも合格。
電気ニッケルめっき、硬質クロムめっき、ゴルフのダブルニッケルめっき、無電解ニッケルめっき…… 現場を転々としながら、宮崎は職人としての幅を広げていきました。
そして、こうして技術を徹底的に吸収してきた宮崎を、会社はゴルフ工房事業の生産管理に抜擢。
その判断は、今振り返れば“大正解”。
いまやゴルフ事業を支える不可欠な存在となっています。
めっき現場を知る管理者だからこそできる“調整の仕事”
ゴルフめっきは、数あるめっき工程の中でもとりわけ複雑で奥が深い世界。
宮崎はそのど真ん中で鍛えられた経験があるため、工程全体の流れを立体的に把握できます。
「前工程がどう動くか」 「後工程にどんな負荷がかかるか」 「どこで詰まりやすいか」
現場での経験があるからこそ、机上の管理ではなく“実感値のある段取り”ができる。 いま彼が担っているのは、生産管理と現場の橋渡しという非常に難しいポジションですが、宮崎はそれを自然体でこなしています。
仕事の達成感
現場時代は製品がめっき上がるたびに達成感がありましたが、いまは少し違います。
「翌日までの全体の予定がきれいに整った時が、一番ホッとする」 その言葉が、“管理者としての宮崎”を象徴しています。
失敗が生んだ視野の広さ
めっきの世界は、工程が違えば結果も大きく変わる繊細な技術です。
宮崎も、段取りの違いによる納期遅延や工程ミスなど、多くの“痛み”を経験してきました。
しかし、その痛みがあったからこそ、いまの宮崎には現場の気持ちが分かる優しさと、工程全体を見渡す視野があります。 技術者としての背景が、管理者としての力を大きく支えています。
自分を一言で言うと?
一点集中型。
好きなもの・趣味
麺類とお酒が大好き。 “毎日でもいける”という言葉に、宮崎らしい素直さと飾らなさが現れています。
アルファメックの好きなところ
「業界でもかなり安定している会社」 現場・管理の両方を知る宮崎の言葉には信頼性があります。
未来の後輩へのメッセージ
めっきの世界は奥行きが深く、やればやるほど面白さが増す仕事です。
現場出身者として、宮崎はその魅力を誰よりも理解しています。 「ものづくりが好きなら、きっと楽しめる」 そんな気持ちが自然と伝わってくる人です。

































