池辺 高志(めっき作業/1994年入社)
アルファメックの現場を長く支え続けてきた大黒柱のひとりが、池辺高志。
1994年にアルバイトとして入社し、そこから正社員に抜擢された生え抜き社員です。家から近かったというシンプルな理由で飛び込んだ世界でしたが、気づけば30年近くにわたり同じ現場で技術を磨き続け、今では後輩から頼りにされる存在になりました。
池辺高志の強みは、なんと言っても “手先の器用さ” と “地道に積み上げられる集中力”。
タコ掛け(ラッキング)、めっき液の分析、研磨、サンドブラストまで幅広い作業を任され、それぞれの工程で求められる「丁寧・正確・段取り」を淡々と積み重ねていきます。
昔から細かい作業が得意で、気づけば難しい品物や要注意品の作業が自然と集まってくるようになりました。
仕事中は「就業時間内に、自分に与えられた作業を効率よく、かつミスなく終える」ことを最も大事にしています。
毎日の作業が同じように見えても、仕上がりのわずかなバラつきや条件の違いを感じ取り、自分なりに調整するところに彼の経験値が光ります。
印象的なエピソードのひとつに、銅素材の外観不良に悩まされた時の話があります。
何度やっても仕上がりが安定せず困っていたところ、同僚の鈴木から「銅のエッチング薬品を使ってみては?」と助言を受け、前処理を切り替えてみたところ見違えるほど綺麗に仕上がった。
その時「前処理の重要性」に気づき、めっきは単なる作業ではなく “考える技術” だと実感したと言います。
達成感を感じる瞬間は、お客様からの短納期依頼を通常より早く仕上げ、感謝の言葉をいただいたとき。
急ぎの案件ほど、池辺のような落ち着いた技術者の存在が心強く、会社としても何度も助けられてきました。
仕事を離れると、ビールを飲んでふっと肩の力を抜く時間が好き。
派手な趣味があるタイプではありませんが、長い年月を現場で積み重ねてきた「静かな強さ」は、言葉以上の説得力があります。
池辺が考えるアルファメックの魅力は「教育制度がしっかりしていて、学びながら確実に成長できるところ」。新人も中堅もベテランも、やる気さえあれば伸びていける環境があると感じています。
未来の後輩へのメッセージ:
「安心して長く働ける環境です。一緒に現場を支えながら成長していきましょう!」
























