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中年イボ切除手術とオマケの体験談

出来た時あまりにもショックで、調べて出てきた名前も「中年イボ」と書いてあって、加齢を受け止めざるを得ないと落胆しました。

中年イボは、ウイルス性ではなく皮膚が柔らかい部分が摩擦などで伸びてしまうもので、自分はわきの下に出来てしまいました。

一般的には首などに良く出来るもので、おしゃれな言い方はスキンタグらしいのですが、スキンタグは痔でも症状の名前として使われるので、混同するのはちょっと恥ずかしいですね。

で、自分は去年当たりにわきの下にうっすら膨らみがあるなと気になりだしたのですが、ゴルフの打ちっ放しに通い出していくうちに、どんどんそのイボが脇の摩擦で引っ張られて伸び始め、見た目にも悪いしゴルフを1日したら終わった後痛いしで、どこかのタイミングで切除してもらわないといけないなと今年の夏に入ったころに思い始めました。

やってはいけなかった民間療法

やはり、病院へ行って身体にメスを入れられるというのは気持ち的に嫌ですし、それによって運動したりすることに制約が出るのも嫌で、後回しにしていました。

そんな折、「魚の目タコいぼイボコロリ」の宣伝が流れて来て、そう言えばイボコロリで取れるんじゃないかと思って、テープ式のものを買って患部に1週間貼ってみました。

サルチル酸という皮膚を軟化させる薬がイボコロリの主成分で、患部を柔らかくしてポロっと取れるという売りだったのですが、1週間経って患部を見てみると、ただただ赤くなった中年イボが痛々しく存在するだけで、取るにしてもそれを思いっきりピンセットで引っ張らないといけない感じだったので、そこまでの根性は無く、結局無駄な買い物をしてしまいました。

大きな転機

そうやってグダグダ命に関わることでもないので、脇を人様に見せない様に暮らしていたのですが、ある日突然大きな転機がやって来ました。

別の皮膚病にかかってしまったのです。それも急性です。

それは何かというと、粉瘤(アテローム)と呼ばれるもので、絶対に画像検索はしないで頂きたいのですが、ニキビの様にコブが出来て、中に膿が溜まるのですが、いくらその膿を出しても芯が残って居座って、徐々に大きくなる良性の腫瘍みたいなものです。治療方法は、切除して中から膿嚢と呼ばれる袋みたいなものをくり抜くしかなく、非常に面倒くさいものです。

それが、下腹部にあったらしく、突然何かの拍子に腫れだして結構ひどい痛みに苦しめられ、1日後にはパーンと破裂してしまい、駆け込むように形成外科で手術をしてもらうことになりました。

ついでなので・・・

予約が破裂した翌々日に取れて、とにかく駆け込むように手術してもらうことになったのですが、その診察の際に上記で説明した中年イボについても一緒に取れないかと聞いてみると、「余裕でOK」と快諾してもらいました。

ただし、残念なことにイボは自由診療らしく、サイズ別の料金表を提示されました。でもそこまで高くないので、あれだけ悩んでいたことを考えるとむしろ安いし良かったかなと思うレベルでした。

それで、診察後即手術だったので、オペ室に案内されて、看護師の方から服を脱いで手術が出来る格好になってくださいと言われ、紙パンツ1枚だけの状態にならされました。

ベッドに横たわるように言われ、切除手術を行う場所付近をテープでマスキングするので、脇が見えるように片腕を上げて頭の後ろを手で抱えるようにしてそのままの体勢でいてくださいと言われました。

イメージとしてはこんな感じで、紙パンツ一丁でベッドに寝そべっている感じです。

その後、下腹部も処置をするので少し紙パンツをずらしますねと言われたのですが、何故か一旦全部ずらしてから少し患部が見える位置まで戻されました。あれは一体なんだったのでしょうか。疑問は残りますが、紙パンツ一丁でグラビアアイドルみたいに脇を見せた状態でベッドの上に寝そべっている自分には、今羞恥心とかそういう類のものは脱ぎ捨てるべきだと言い聞かせて流しました。

追い打ちをかけるように、患部の写真を撮らせて頂きますねとにっこり笑顔で、もう一度結構紙パンツをずらして撮影されました。医療行為だから仕方ないですね。

しばらく待って医師の登場

先ほど診断してもらった医師(女性)が登場し、オペを始めますと宣言されたのですが、開口一番なんと言ったと思いますか・・・。

「先に下腹部を処置するので、脇は一旦下げておきましょう。」

いやいやいや、この格好で私10分間天井見つめてたんですけど!!

まあとにかくやってもらいましょう。

下腹部に強烈な痛みを伴う麻酔薬を2本打ってもらい、手術開始。辛かったのが、患部がどうなっているか逐一実況してくれるタイプの先生だったので、グロテスクさも相まって吐きそうになりました。

それが終わって、わきの下はチく、チくと麻酔を打ってハサミみたいなもので切って、1針縫って終わりました。こんな簡単だったらもっと早くやって貰えば良かった!!と叫びました。担当医も、そうですね。これはめちゃくちゃ簡単でした。とアッサリ。

術後のお酒やスポーツについて

アルコールとスポーツが好きなので、真っ先に「先生!この後お酒飲んだり、スポーツ、特にゴルフするのは支障がありますか?」と聞きました。

すると、、、

「うーん。まあー、止めた方がいいけど、どうしてもやりたかったらやってください。どちらも。止めません。」

いやー、どっちやねん!と心の中で思いましたが、術後2日開けたらアルコールは大丈夫でした。

案ずるより切るがやすし

とにかく色々経験してきましたが、小さいものでも身体に出来た疾患は、気になりだすとそれに人生を支配されたような感覚になって不幸ですので、機会さえ設けられたらその時処置してもらうことを強くお勧めします。

アテロームも実は2回目だったのですが、1回目は物凄い小さいもので、そこまで手術も術後も痛くなかったし面倒くさくなかったのですが、それでも腫れが小さいながらも物凄い気になって、その事で気持ちが落ち込んでしまうこともあったので勢いで切除手術の予約をしてスムーズに事を終えました。

今回は突発的だったとはいえ、気になっていた中年イボが一緒に切除出来たのが大きな収穫でした。

ヘンテコな話をしてしまいましたが、気軽に日帰りでやれるのでお勧めさせてもらいます。

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