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分かってる!は返事じゃない件

小3の息子が最近よく口にしていた口癖が「分かってる!」。
ある日、その一言にモヤッとした私は、こんなふうに話をしました。


「きみが野球を頑張って結果を出したいなら、いいこと教えてあげる。」

「え、なになに?教えて!」

「よくお父さんに『分かってる!』って言うけど、それ、野球教室では返事になってないねん。
監督やコーチに何か言われたら、『はい!分かりました!』って返事して、その通りに動く。それが本当の返事や。」

「どういうこと?」

「もしきみが阪神タイガースの監督やったとして、バントや盗塁のサインを無視する選手を、次の試合でも使うと思う?
今は人数が少ないから試合に出られてるけど、高学年や中学生になったら、指示を聞いて動ける選手しか使われへんようになる。」

「うん・・・」

「自分がどれだけ打てても、足が速くても、監督に『言うこと聞かんから使われへん』と思われたら試合に出してもらえない。
だから、『はい!分かりました!』って素直に返事して、行動で応えることが大事なんや。」

「そうなんや・・・」

「もちろん、活躍したいって気持ちはすごく大事やし、それがあるから今のコーチも使ってくれてる。
でも、お父さんはそれができなくて活躍できなかった一人。だから今、きみにはちゃんと伝えたい。
右方向に打つ意識を持てばヒットも増える。明日の合宿と試合、頑張ってこい!」

「うん!」


そして迎えた合宿。
3チームによるリーグ戦で、15打数14安打の大活躍。
打撃部門の優秀選手に選ばれて帰ってきました。

口ごたえは成長のあかし。だけど、我慢の先にも結果がある。

口ごたえしてきた時、ある意味頼もしいとも思いましたが、指導者の言う事をまだまだ聞いて理解が追い付くまで言うとおりにさせる方が息子は伸びるなと思い今回の説教をしました。

結果は、お釣りが返ってくるほどでしたが、自分に出来ていないことを言われて腹を立てるんじゃなくて、修正できるようになったことは、成功を伴って非常に大きな成長に繋がったんじゃないかなと思いました。

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