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ゲームをやったらPCR検査が怖くなってしまった

お盆休みは自宅と近隣のスポットを自家用車で巡回する程度しか出来なかったので、夜何か遊べるものは無いかと思い、久しぶりにプレイステーション4のゲームソフトで、Last of us(リマスター版)が面白いと聞いたので購入して遊んでみました。薄暗い内容で、暴力的な描写も多いので万人へはおススメしませんが、限られた時間を有効に楽しみたい方で、何か探してるのであれば選んでもミスにはならないゲームだと思います。難易度も遊び方によっては高いし、ストーリーも映画の様に複雑で心理描写も丁寧に描かれているのでやりごたえがあります。

あらすじ

人から人へ感染して、凶暴化させるウイルスが全米で広がり、主人公のおっさんは娘を失う。時を経て、ウイルスに耐性がある女の子をワクチンが作れる施設まで送り届けることになり、アメリカ大陸横断の長い旅路を共にすることになる・・・。

コロナが終息しなければ・・・

テーマは感染症のこのゲーム、やはり今の社会に重ねて深く考えてしまいます。

凶暴化した感染者から噛み付かれてケガをすると感染してしまうというのがこのゲームのルールで、感染から24時間で脳を乗っ取られて自我を失ってしまいます。コロナとは全く違うものの、ある種ルールが確立した社会で、感染しないようにするために、ある種暴力的な行為が起こり得るというのが描写されていました。

管理された場所を動けないこと、夜間の外出が厳しく制限されること、感染が確定したら即射殺されてしまうことなどなど・・・。

一時期大流行したエボラ出血熱は、上記のような地域的な区画封鎖によって無理矢理終息(感染者が死亡して居なくなったと同義)させたため、この状況に近いと思います。

感染しないために、感染者と非感染者を区別する社会が目の前に迫ってきているなという一抹の不安が、PCR検査の普及によって現実のものになりそうです。

PCR検査の普及でかえって格差が広がる

クリニックによれば1件4万円以上の高額な費用が掛かるにも拘わらず、商売上どうしても必要な人からの依頼が殺到しているようです。スポーツ界、エンタメ界などを含んだイベント業界、医療業界、水商売は特にその需要が顕著ではないでしょうか。

PCR検査は、9月の時点で全国で4325件/日ですから、国民全員やれば70年以上かかってしまうのです。PCR検査を今の10倍やれるようになっても7年以上かかってしまう。

”PCR検査” ”費用” で検索すると、自費25000円~50000円程度、陰性証明書(※)が2000~3000円かかるという感じらしいです。
※陰性証明書に但し書きで偽陰性があるので100%ではありませんと書かれています

保険適用で、検査費用が18000円と検査判断料が1500円と書かれてあるので、健康保険側で45500円支払いを負担してくれるということなんでしょうか。1億2千万人で546億円か・・・、とため息が出そうです。(恐らく望む人全員は難しいなという意味で)

無症状の人が、大手を振って経済活動をするために行うわけですから、コロナ向けの治療をしなければならないか判断する必要が差し迫ってる人で、順番待ちをしている人からすれば「金さえあればPCR検査を受けられてズルい」という気持ちを抱いてしまうのは至極当然の流れだと感じました。

企業間格差や、学校間格差もそこに加わる可能性があり、「全員PCR検査を受けた組織」というお墨付きを持って通常の社会生活を送れる組織とそうでない組織とで隔たりが出て来る気がします。

The Last of usの世界へ

結果的に、社会は大まかに二つの集合体に切り分けられるかもしれません。

  1. PCR検査を定期的に受けられる者
  2. PCR検査を受けられない者

1の人間同士のコミュニティが作られ、境界線が出来、人の往来が認められなくなれば、まさしくThe Last of usの世界になります。

もちろんゾンビ化するわけではないので、ぱっと見分からないため、1のコミュニティ内に2の人間が潜り込む可能性もありますから、疑心暗鬼になり、人々はIDカードに<〇〇年〇月〇日 陰性>という表示が浮かび上がったものを持ち歩くようになるのでしょうか。そして、2の人間が見つかったら、どうなるのでしょうか。

ゲームのせいで妄想が脹らんでしまったので反省しています。

こんなこと起こるはずないですよね。ちゃんちゃん。

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