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ラグビー素人ですが書きます
2019年10月14日時点で、遂に日本がワールドカップ決勝トーナメント進出を決めたという状況に、ド素人ながら興奮しております。今後の展開、4連勝で決勝にコマを進めていますが、南アフリカ戦が10月20日に控えており、これも一筋縄ではいかない相手ですから、どう転ぶか分からないですが、期待したいなといった気持ちです。
それにしてもラグビーってルール難しいですね!
ラグビーを本当に初めて観る人も多いと思います。うちの妻も、あまり興味なさそうでしたが、勝ち上がるごとに熱を帯びていく日本全体の空気に若干つられて、放送されていると「これは何?」みたいな質問を投げかけてくるようになったのですが、私もタッチフットをやったことがある程度。トライとコンバージョンゴールとペナルティゴールぐらい分かればなんとなく楽しめる競技ですが、全然トライが無い膠着状態が続く試合、観ていて楽しめるかというと、細かいルールが分かっていないとついていけないですよね。
カタストロフィと表現すべきか!?
ラグビーを素人なりに観戦して、これだと言えるのは「カタストロフィ」しかありません。ラグビーという競技が、ボールを前に投げてはいけないが前に進まなければならないというルールである以上、我慢のスポーツであると言わざるを得ません。
ボールを持ってタックルされることを前提に前に突っ込み、パスを斜め後ろに繋いでいくことで徐々に徐々に防御の薄い所にボールを回して陣地を前へ前へ進めていく。その過程で、ゲームの進行を妨げるような、例えばボールを抱え続ける行為を厳しく律したりするルールによって、攻めている方は我慢を強いられ続け、少しでも気を抜けばすぐに相手にボールを奪われるというストレスフルな展開が続きます。
スポーツニュースでハイライトだけ観ると、松島選手や藤原選手のスカッとするトライシーンばかり連続で流されますが、ハッキリ言って試合を一度でも80分間観戦して、膠着状態が一気に崩壊する瞬間に、それまでのモヤモヤ感が解き放たれる、所謂カタストロフィの状態が、ラグビーの魅力だと感じました。
ただし、やられっぱなしはストレスMAX
ラグビーはワンサイドゲームの展開になると、トライを決められまくります。今度10月20日に対戦する南アフリカ共和国の予選リーグの結果はこんな感じでした。
- 南アフリカ共和国vsニュージーランド 13-23 負け
- 南アフリカ共和国vsナミビア 57-3 勝ち
- 南アフリカ共和国vsイタリア 49-3 勝ち
- 南アフリカ共和国vsカナダ 66-7 勝ち
対する日本はこんな感じでした。
- 日本vsロシア 30-10 勝ち
- 日本vsアイルランド 19-12 勝ち
- 日本vsサモア 38-19 勝ち
- 日本vsスコットランド 28-21 勝ち
南アフリカ共和国と対戦した、ニュージーランド以外の国はペナルティゴールか1トライ1ゴールしか決められてないんですよね。超が3つぐくぐらいのワンサイドゲーム。一方でこれだけの接戦を4回もモノにしてきた日本の駆け引きの上手さが通用するか楽しみですが、かなり不安も残ります。
どこかに勝てる要素は無いかと探してみると
日本のトライ数は13個で十一位に対し、南アフリカ共和国は27個で一位なんですが、日本はペナルティキックでの得点が多い上に、ゲインメーターとボールキャリーがどちらも三位なんです。特にボールキャリーに関しては南アフリカ共和国に勝っているので、パス回しが日本の方が上手(かもしれない)ということなんです。クリーンブレイクでは十一位なので、ここがもろに得点力の無さに繋がっているのが怖いところです。
※ゲインメーター:ボールを持って進んだ距離
※ボールキャリー:ボールを持って走った回数
※クリーンブレイク:タックラーに触らせずに抜け出した回数
(朝日新聞・個人/チーム成績ランキングを参照)
柔道に例えるならば
柔道に例えると、寝技が強いので相手が捨て身技で一発逆転を狙おうとすると直ぐに形勢逆転される恐れがあるので、手足が縮こまってしまい本来得意なはずの立ち技での勝負に集中できない状態ですね。いや、難し過ぎますか。
要するに、華麗なパス回しでトライを狙えるスター選手を抱える南アフリカ共和国も、もしかすると日本のミスをなるべく無くして我慢の末に訪れるチャンスを確実にモノにするスタイルに翻弄されるかもしれないわけです。
超素人ですが、勝って欲しいなという期待感から記事を書いてみました。
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