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手に職を持ったパパはPTAでタダ働きさせられる

世の中には、カメラマン、デザイナー、ビデオディレクターなど、学校行事に非常に役立つ技能をお仕事にされている方々がたくさんいらっしゃると思います。学校行事の際に、そういう技能を持ったパパは周りから無償提供するように圧力をかけられるようです。

パパ「私、仕事でビデオの編集をやっているので今度の運動会のビデオ、編集して配りますよ。」

パパ友「え?いいんですか?お仕事忙しくないですか?」

パパ「いいんです、いいんです。機材もそろってますしちゃっちゃとやっちゃいますよ。」

こんな風に、自ら率先して無償提供を申し出る方も大勢いらっしゃると思います。自分の得意分野をこなすことで、他の面倒ごとを回避できる可能性もあるからかもしれません。いい人だからなのかもしれません。

パパ友「〇〇さん、カメラマンなんですって?」

パパ「ええ、まあ・・・。小さなスタジオに所属しているんであまり有名な雑誌とかの仕事はしてませんが。」

パパ友「いやあ、すごい。ところで、今度の運動会なんですが、〇〇さんに写真、お願いできますか?」

パパ「え・・・、ああ、まあ私で良ければやりますよ。お気に召すか分かりませんが。(断ると角が立つので)」

パパ友「本当ですか?ありがとうございます!いや~、カメラマン呼ぶとお金かかっちゃうでしょ?」

パパ「あははははは。(いや、その金かからんとでも思ってんのかこいつは。その普段お金頂いて仕事してるのが私なんですけど。)」

とまあ、胸糞悪い展開があるんだろうなと妄想しています。

写真撮影や動画編集やイラストを描くことを得意としているアマチュアと、それを生業にしているプロフェッショナルとで線引きすればいいというわけでもなく、得意であってもその人の時間を奪うことに繋がるので、決して簡単にタダで依頼すべきことではないことが沢山あると思います。

私の場合、メッキ屋なのでどんな要望があるのだろうか・・・。

パパ友「お仕事でメッキをなされているそうですが。」

私「ええ、そうです。」

パパ友「いやね、息子が自転車の色を変えたいと言ってるんですが・・・」

私「へえ、はあ、それで・・・?」

パパ友「その、御宅で息子の自転車をメッキしてもらえないでしょうか?」

私「自転車一台で大体5万円前後ですが見積ましょうか?」

パパ友「5万円、え・・・?お金取るんですか?」

私「え!?タダだと思ってるんですか?それやるの、めちゃくちゃ時間と手間がかかりますよ。普通もっと取ってますよ。」

パパ友「いいじゃん別に。ケチ!」

私「大切な息子さんに5万円も払えないようなお父さんの方がケチじゃないですか?」

というケチなパパ友とのバトルを妄想しています。そんな日が来ませんように。

 

※ちなみに、自転車への再メッキはアルファメックでは行っていません。

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