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ときめきメモリアルの世界

ChatGPTがあらゆるメディアで紹介されて擦られ尽くしている今だからこそ考える未来予想図を、ときめきメモリアルになぞって書いていきたいと思います。どういうことかと言えば、将来的に会話という会話がときめきメモリアルの世界になってしまうのだろうと考えています。スマートグラスを掛けるとそこに拡張現実世界が生まれ、会話をしていると目の前にテキストボックスとして次に選択すべき返答が生成され続けます。

当時は憧れでしかなかった技術

冒頭に登場させた恋愛シミュレーションゲームの金字塔、「ときめきメモリアル」をご存知でしょうか。主人公の学生視点で、学校内の美女たちから卒業式の日に伝説の樹の下で告白してもらうことが出来ればゲームクリアとなるコナミの名作です。

デートに誘う、誘わない・・・などあらゆる場面で選択を求められるのですが、女性経験のない男性陣は、「ああ、ときメモの様に会話する時選択肢が現れたらうまくデートに誘うことが出来るのに」と遠い目になったと言われています。その未来のテクノロジーが今目の前に登場したのです。

藤井聡太名人に学ぶAI活用術

かの有名な最年少名人の藤井聡太さんは、AIを駆使した将棋の研究によって、何億通りもの計算をコンピュータよりも瞬時に導き出す離れ業で将棋界を席巻しています。

上記のような、恋愛における会話パターンもただ選択肢を用意するのではなく、この選択肢通り話せばこのような結果を導き出せるという、確率表示が可能になると私は考えています。

AIによる将棋の優勢判断もパーセンテージ表示が付いてより素人でも見やすく、科学的に見える化されてファンも増えたと聞いています。

つまり、恋愛工学に基づいた、勝ち筋が見える会話の選択肢を提案してくれる最強の未来がもうすぐ手に入るのです。

しかし敵もAI

よし、スマートグラスを掛けて、拡張現実に表示された選択肢を選ぶだけで意中の女性を自分の虜に出来る・・・そう思ったのもつかの間、なかなか手こずり、どんどん成功確度が下がって行く、予期せぬ展開。

まさかと思い彼女の顔をよく見ると、同じく拡張現実が表示可能なスマートグラスを装着しているではありませんか。

ここから先はCPUが優れたスマートグラスを装着している方が勝つ、まさにスペック勝負・・・。少し熱を持ち始めた眼鏡・・・。

じゃあ結局本人の気持ちはどうなるんだろう

結果なんとか次のデートの約束に漕ぎつけた拡張現実眼鏡男子。

家に帰って、デートの約束を取り付けようとLINEを開くが、そこにもAIが加勢してくれます。どんな会話文を入力すればスムーズに相手のことをよく知れるか。喜ばすことが出来るか。嫌われないか。

どんどん、選択肢を選ぶ手は早くなります。

ああ、こんな風に言えば喜んでもらえるんだ。自分のことを良く思ってもらえるんだ・・・。

いや待てよ。俺ってそんな優しくないし、気が付かないぞ。

晴れてデートの日、彼は一度も眼鏡を外すことが出来ませんでした。

マトリクス?バニラ・スカイ?スカイネット?

もはや人類は機械に支配されてしまうのでしょうか。

日本政府の異次元の少子化対策をAIに考えさせた結果、恋愛コミュニケーションをAIによって容易化させるという展開を見せるのではないでしょうか。

恋愛がうまくいく、拡張現実による次の一手がすぐさま提示される眼鏡の登場はもうすぐかもしれません。

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