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幼稚園のプリントが多すぎる
学校関係のプリントは、フォルダーにつっこまれて放置され、必要なものを探し出すのに大変時間がかかります。何より、学校側から家庭への手紙の意味合いがあるため、時候の挨拶から始まり、メッセージ性の強い内容の後、ようやく本題に差しかかるころには、読むのを止めてしまっていたりするもので、重要な書類や期日のある提出物を後から確認に時間が掛かってしまい大変な目に遭うことが多いなと思っています。
書類は5Sで解決
まず、書類を次の分類が出来るようにしておきます。
【未読】【不要】【処理待ち】【処理済み】【永久保存】
【未読】・・・トレーに貰って来たプリントを適当に平積みしていきます。その日の寝る前に必ず読む等のルールを決めておきます。
【不要】・・・読んでみて二度と読む必要が無いと感じるプリントは不要ボックス(くずカゴ)に入れましょう。
【処理待ち】・・・提出物や行事予定など、幼稚園/学校側から保護者へタスク実行の要求があったものを入れるボックスです。クリアファイルに月ごとのタックシールを貼り付けて、毎月処理漏れが無いか確認することが可能になります。
【処理済み】・・・処理したものを一時保管する場所です。【不要】として捨てるべきと考えがちですが、処理自体にミスがあった場合、やり直しする必要が出た時に安易に捨ててしまうとあとで困るためです。
【永久保存】・・・名簿など、通年ないし卒業しても置いておきたい配布物は、ポケットファイルに差し込んで閲覧しやすい形で保管すると便利です。
デジタル化でさらに便利に
貰って来たプリントをスマホのカメラで撮影しておくだけという管理方法もあります。こんな時におススメなのは、スキャン機能に特化したアプリです。
私のお勧めはマイクロソフトが提供してくれているOffice Lendsです。他にも似たようなアプリがありますが、読み込んだ書類を水平にしてくれて、名前を付けて画像としてもPDFとしても保存できるので便利です。また、OCR機能もついているので印字した文字だったら検索がかけられるようになります。(あくまでも補助的な機能なので完璧をもとめるのはNG)
ただ、こういったものは写真を撮って満足してしまうので、しっかりと情報処理してスケジュール帳やアプリにタスクとして落とし込めるかがカギだと思います。
そもそもデジタル配布出来ないのか
ここまで来て勘のいい方はお気づきでしょうが、学校からメールで送って来てくれたらプリント洪水を起こすこともないはずです。
全ての家庭にインターネット環境がない事や、メール確認を怠ってしまう事などが想定されるため、子どもに渡して持帰らせるということが今の所一番確実というのが一般的な教育現場の答えです。
変革を良しとしない様々な勢力があると思いますが、次の様な理由があるのかもしれないと思い始めました。
デジタル化を阻む教育の観点という別の側面
プリントを子どもが持って帰って保護者に渡す。
保護者が必要な提出物を子どもに持たせて登校させる。
場合によっては学校側からのメッセージを保護者に伝える。
このやり取りが、たかがプリントのやり取りでも子どもの成長に寄与していて、これを無くしてしまうことはいけない事なんだとしっかり理解して説明出来ないことが不幸の始まりなのではないかと思う気もします。
デジタル化を望む背景に透ける思惑
そもそも、プリントの整理整頓が出来ていなくて困るのはそれなりの工夫で解決できることなのですが、保護者がデジタル化を望む背景にはいろいろな思惑があるようです。
- 子どもがプリントをカバンから出すのを忘れる
- 子どもが親へ渡すと不都合なプリントを隠す
- 子どもが親の代筆をしてそのまま提出してしまう
仮に、こういうことを自分の子どもがやっていたとして、露見した時にどう対応するかと聞かれたら、徹底的に叱ります。
自分がやってしまったこと(点数の悪いテスト結果)を申告する、いたってシンプルな懲罰システムから逃れることで、今後どんな困難に直面しても逃げる癖がついてしまうと考えるからです。
逆に、こういったことをされていることへの対策で、子どもを介さない学校とのコミュニケーションを望む保護者は、子どもとの信頼関係が希薄だということに気付けていないという気がします。
ネットで検索した結果、こういった問題に対して保護者同士でプリントを共有することで、抜け漏れを無くそうとする試みがあると書いていらっしゃったのですが、子どもがそういうズルをしていた時に、ちゃんと指摘して叱ることが本当に出来るのかなと思います。
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