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なぜヤンキーマンガは人気があるのか
数か月前、流行しているものはとりあえず確認したい性格なので、東京リベンジャーというマンガをまとめ買いし、読んでみました。ヤンキーがタイムリープして人生をやり直すというストーリーで、世間の評判通り面白いマンガでした。私の中ではここで完結させた方がええやろという節目が来たので、そこから先は読まないことに決めて全てメルカリで売却しました。
今巷で、なろう系と呼ばれる(なぜ呼ばれるかは分かりません)「転生したら〇〇だった」みたいな、事故で命を失って別世界に転生したときに、前世の記憶が残っていて、うだつが上がらない人生だったのが一転してその前世の知識を活用して一躍スターダムに登り詰めるようなストーリーのマンガが氾濫していると聞き、一度何かを読みたいなと思っていたところで東京リベンジャーと出会ったわけですが、自己投影出来る主人公が少年漫画には求められがちとはいえ、令和の時代でもいまだにヤンキーへの憧れがあるのだと感慨深いなと思わされました。
30代の男の子がハマったヤンキーマンガ
30代ど真ん中の私が子供のころハマったヤンキーマンガと言えば、以下の通りです。
- 今日から俺は
- 湘南爆走族
- 湘南純愛組
大人になってからはめっきり読んでいませんが、とにかく娯楽が少なかった時代なので子供部屋の本棚に入れて何度も読み直していました。
少年マンガと言えば、スポーツ・ファンタジー・サスペンス・格闘技・ヤンキーというジャンルが存在し、それぞれが恋愛・ギャグ・スケベのバロメーターの強弱でオリジナリティを出していたなと思います。なぜドラゴンボールとヤンキーが同格だったのでしょうか。
異世界だったから?
はっきり言って、普通の10代って大したこと無いんですよね。学校に行って、部活を頑張って、塾に行って、進学してとそういうレールの上に乗って、そこから降りるわけにもいかないので、ただ窓の外に広がる景色に指をくわえているしかないのが一般人です。スポーツで結果を出すのも、大恋愛するのも、レールから外れて生きるのも、少数で、それを体現できないからマンガに自己投影して楽しんでいたのかもしれません。
ドラゴンボールも今日から俺はも異世界だったからかなと思います。
ある日宇宙から侵略者が来て、手のひらからビームを出して倒す。
学生生活を楽しむために金髪にして、好き放題して卒業後は旅に出る。
程度の差はあれ、一般人は絶対に出来ないことです。
マンガは将来のことを描かないから、いつでも終わりに出来るからいいですけど、人生は生きている限り続くので、現実逃避は時には必要かなと思います。
東京リベンジャーみたいなヤンキーマンガが流行っている世界って、割とまともなんだなと思えたので書いてみました。
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