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中学聖日記ラストへの言及:ネタバレ

中学聖日記を観終わった感想を一緒に観ていた妻に聞かれ、「ガッカリした」というような言葉を放つと、「結構よかったけどな~」と言われた。私だけなのだろうか。何か物足りなさを感じたのは。

あらすじ

最終回の一話前までは、教師になる夢を叶えるためにフィアンセとの結婚を保留し田舎暮らしを始めた主人公(有村架純)が生徒(岡田健史)に惚れて依願退職。その後別の小学校で教師に復帰。ネット経由で居場所がバレて再度元生徒に見つけ出され再燃し、自分の気持ちを隠してまで教師をすることに恥を見出し純愛に生きていくことを決意し、また依願退職。純愛に走ろうと恋愛モードに入ったとたん、元生徒の母親に通報され敢え無く逮捕と、最終回への期待は最高潮の高鳴りを覚えましたが・・・・

結末

警察で未成年を連れ去ったとして厳重注意を受ける主人公と、自分が連れ去ったのに聖ちゃん(有村架純)が逮捕されるのはおかしいと訴える黒岩君(岡田健史)。そこには鬼の形相をした母親がいて、もう息子に近づいて欲しくないと弁護士を通じて接近禁止の誓約書を書くように迫る。一度は純愛に生きると決心した聖は、母親に頭を下げられ距離を置くことにし、別れを告げる。最後にもう一度だけと周りの協力で観覧車に乗りながら地上にいる黒岩君と電話をすることが出来た聖は、海外で日本語教師としての道を進むと告げる。そして5年後、二人は再会し誓約書を返し結ばれるのだった。

つまらなさすぎる

このドラマ、脚本家には高校教師を観ろとは言わないが、ロミオとジュリエットぐらい観て欲しい。私が描いて欲しかったものは、「愛の代償」だった。高校教師のラストの様に、周りから何を言われても純愛に生きると誓った上で自死を選んだ二人のように、私は最後黒岩君の母親から聖ちゃんが刺されて終わることを少し期待していたのですが、それを話したら妻からドン引き、妻の友達からもドン引き、自分でもさすがに言い過ぎたかなと反省してしまいました。

中学聖の「聖」に隠された意味は、聖母マリア的な母性だったのかもしれません。

やっぱり本人たちにしかない心のハッピーエンドと、周りに漂う切ない感情のコントラストが見たかったと思うのでした。

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