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中華ホームアローン
子供の頃大好きだったホームアローンに、まさかの中華版が存在したらと思いアメリカ版との違い、そして平成初頭と令和最新版との違いについて立体構造的に検討してみました。
中華版にありがちなシーン
・ホリデーシーズンに子供を自宅に置き去りにしてしまう
→春節の大移動をするため駅でチケットを購入する際、子供が迷子になりそのまま取り残して行ってしまう
・ピザ屋に電話を掛けて呼び出す
→点心の配達員が来るが次の配達が控えているので子供一人でも何も気にせず立ち去る
・強盗が侵入し、家具や壁を破壊する
→家の壁が薄いので、隣の家に間違えて侵入してしまい、怒られる
・自宅の窓からロープウェイを自作し秘密基地のツリーハウスまで逃げる
→町中に張り巡らされた電線を利用し、調理器具のおたまを使ってロープウェイ代わりにして逃げる
・クリスマスの飾りを使ってまきびしを作り強盗を痛がらせる
→竹を斜めに切った罠を床板を外した落とし穴に設置し、落ちて強盗が突き刺さって死にかける冷や冷やするシーン
・父親のクレジットカードを使って好きなだけ買い物をする
→父親のスマホからIDとパスワードを盗み出しておいて、アリペイを使って買い物をしまくる
・電話が使えず留守番電話でメッセージを残す
→WeChat(微信)で心配した両親からビデオチャットの着信があるが、ぐちゃぐちゃになった家の中や好きな食べ物やおもちゃを買いまくった様子をバーチャル背景で隠す
令和最新版
・強盗の頭皮を燃やしたり、上から重しを落として攻撃
→毛髪の薄さを揶揄することはコンプライアンス違反に該当すると考え、頭部への攻撃は慎重になる。また、通常考えて死に至らしめる可能性のある重量物、または硬度を有するものによる頭部への打撃は、死を連想させるためこちらも表現を控える傾向になる。
・ステレオタイプな価値観で描かれた20世紀末のアメリカが舞台
→アメリカのホームドラマというだけで白人が主人公だが、今現在移民が増え人種も多様なアメリカ本土では、人種の垣根を超えた様々なキャスティングが行われると予想される。美の表現も一定の配慮がなされ、悪党の描き方もステレオタイプだと批判される可能性があるため、宇宙人になる可能性すら考えられる。特に、中華系であると妄想を膨らませていたとしても、悪党の描き方で国際問題に発展しかねないため慎重な姿勢が求められる。
・空港でチケットを譲ってくれと母親が粘る
→SNS上で呼びかけるスタイルに移行する。
兄弟の中に、ナードと呼ばれるオタク気質で普段引っ込み思案なタイプの子が、突如として巻き起こった家族のトラブルに、初めて役立ちかっこいい姿を見せる。SNSを駆使し、弟の危機、ひいては家族の問題をITテクニックで解決してしまう。
まとめ
過去の名作の現代版アレンジ、回顧主義者からは批判されると思いますが、上手く作り直せば面白い面も沢山出てくると思います。
小鬼当家
ホームアローンの中国版で実際にタイトルにされたもの。
直訳すると、ちびっ子が当主になる、です。
面白そうじゃないですか。
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