ブログ

複数の生成AIサービスに課金して使ってみた遍歴と、結果とおすすめ度合い

実体験ベースのまとめ / 2022〜2026

生成AIはこの数年で「遊び」から「実務ツール」へと変化しました。 私自身が実際に使い倒してきた経緯と、課金して良かった点/微妙だった点をまとめます。

この記事で分かること
  • 各サービスの「向き・不向き」
  • 課金すべきサービス/無料で十分なサービス
  • 社内導入で起きた変化(ヘビーユーザー誕生、業務の置き換え)

※料金・プランは国や時期で変動します。本文中の金額は「目安」として記載し、最終的には公式ページでご確認ください。


目次


遍歴(2022〜2026)

1) 2022年11月:ChatGPT 3.5を触るも「全然だめ」

  • 情報ソースが古い
  • 当時はハルシネーションが強く、実務で使える感覚がなかった
  • 結果:しばらく使わなくなる

2) その後2年間:世間の盛り上がりを横目に「活用タイミング」を探る

生成AIの話題が増える中、どうすれば自分の仕事に刺さる形で使えるか、様子を見続けていました。

3) Copilotのニュースで再挑戦(ただし挫折)

  • MicrosoftがOpenAIに投資し、Copilotが強化されたという情報を見て再開
  • しかしプロンプトへの理解が浅く「結局ググった方が早い」状態に
  • 結果:ほぼ使わなくなる

4) 2024年11月13日:講座受講でプロンプトの基礎を学び、ChatGPT Plusへ

大阪府工業会の「ChatGPTで営業活動の効率化」講座を受講し、 初めて体系的にプロンプトを学んだことで「これは使える」という手応えを得ました。

5) 2025年1月:社内共有アカウントで運用開始

ChatGPT Plusの社内用アカウントを契約し、会社全体で1アカウントを共有する形でオープン化。 すると数名がヘビーユーザー化し、用途が一気に広がりました。

  • 品質管理担当:不具合対策・原因整理に活用
  • 改善活動担当:事後報告資料のイラスト・図解生成に特化
  • 私:GPTsに評価基準を入れて壁打ち相手を作り、意思決定の負荷を下げる

期待が増える一方で「できないこと」も見えてきた

使い込むほどに、強みと限界がハッキリしました。特に業務自動化・図面系は 「できると言われるが、安定しない」領域が残ります。

ぶつかった壁

  • 図面読み取り→表面積/重量計算:的外れな回答が出ることが多い
  • 自動化したい作業:専門的なプログラミング知識が必要になりがち
  • PDF→Excel→複雑処理:結局コード前提の場面が多い

学び:生成AIは「なんでも自動で正解」ではなく、 設計(指示)と検証(チェック)の手間をどう減らすかが鍵。


Google AI Pro(Gemini)を契約した理由:NotebookLMが強すぎた

Gemini自体の印象

  • 無料版でもできることは多い
  • マルチモーダルを本気で使うなら有料が良い判断

Geminiで「良い」と感じた点

  • Sheetsへの出力が安定(ExcelにしたければエクスポートでOK)
  • ChatGPTはCSV出力が不安定な場面があり、後処理が面倒になることがある

NotebookLMのメリット(個人的に本命)

NotebookLMは、インプットした資料・サイトなど「指定した情報ソース」だけを根拠に生成・分析してくれるので、 ノイズが少なく「思った通りの結果」に寄せやすいのが特徴です。

NotebookLMで刺さった機能

  • インフォグラフィック:読み込ませた情報を、めちゃくちゃ見やすい図解に
  • スライド:Deep Researchの長文をスライドにまとめて読むのが最強
  • 音声解説&動画解説:理解コストが激減。ラジオ/YouTube感覚で内容把握
  • Data Table:指示しなくても情報を一覧化してくれて地味に強い

社内講座資料を作ったときの流れ

  1. 社内アンケートで、活用レベル(できてる/止まってる/怖い/諦め)を把握
  2. ChatGPTで壁打ちし、1時間講義の構成を詰める
  3. 各単元を深掘りして文章化
  4. NotebookLMに投入し、インフォグラフィックで1枚スライド化

ただし問題も出ました:単元ごとに生成すると、資料が継ぎはぎ感のある仕上がりになりやすい。 「統一感を出す」段階で、別の強い相棒が必要になりました。


Claude Proを契約した理由:統一感のある資料に「一瞬で整える」力

NotebookLMの生成物を理想のスライドに近づけるにはPowerPointで手編集が必要。 この不便さが耐えられず調べた結果、Claudeが刺さりました。

Claudeの印象

  • BtoB(ビジネス文書・資料・コーディング)寄りで仕事に使いやすい
  • 継ぎはぎ資料を入れて「統一感のあるスライドにして」と言うと、ものすごい速度で整える
  • スライド生成のクオリティとスピードは、体感でNotebookLMより強い

惜しい点

  • スライドにイラストが少なめ(基本はテキスト・構造・ロジック寄り)
  • ビジュアルはNotebookLMのインフォグラフィック等を併用するのが良い

結論:Claude(構成と整形) × NotebookLM(ビジュアル化) の併用が、現時点で一番強い組み合わせ。


私が使ってきたサービス一覧(課金 / 無課金)

課金して使った

サービス 私の用途 良かった点 惜しい点 おすすめ度 料金目安
ChatGPT Plus 壁打ち、アイデア出し、文章生成 アイデアと文章の「面白さ」が好み。0→1創出が強い。リサーチも強いと感じる。 出力の安定性(特にファイル変換周り)にムラを感じる場面あり。 ★★★★☆ 約 $20/月
Google AI Pro NotebookLM中心(資料整理・図解・音声/動画) NotebookLMが圧倒的。ソース限定生成でノイズが減り、図解・スライド・音声が強い。 会話は同調強めに感じる。Microsoft Office環境だと親和性が低い。 ★★★★★ 約 $19.99/月
Claude Pro PowerPoint/Excel/文書整形、資料統合 ビジネス用途で困りごとを解決してくれる。スライド統合が速くて高品質。コーディング学習の相棒にも。 イラストなどビジュアル生成は強くない(別AIと併用が吉)。 ★★★★☆ 約 $20/月
Gamma スライド生成 当時は便利だった クレジット消費や制約が気になり、NotebookLM登場で不要に ★★☆☆☆ (プランによる)

無課金で使った(または無課金でも十分だと感じた)

サービス 私の評価 無課金でOK度 使いどころ
Perplexity 検索するだけなら毎回「これが一番いい」と思う。UIが勝ってる。 ★★★★★ 調査・出典付きの要点把握。数をこなすなら専用プロンプト/GPT化もあり。
Genspark 統合型として便利。ビジュアル化が得意。UIも洗練。 ★★★★☆ いろんなモデルの「いいとこどり」で最適解探し。課金は他優先でOK。
Plaude AI 議事録生成は群を抜いてすごい。文字起こし需要が多い人は課金必須。 ★★★☆☆ 会議録音→文字起こし→議事録。たまに使うなら付属枠で十分。

結論:課金すべきAI / 無料でOKなAI

課金推奨(私の結論)

  • ChatGPT Plus:壁打ち、0→1、文章の面白さ、発想の質
  • Google AI Pro:NotebookLMのために課金する価値がある
  • Claude Pro:Office環境で仕事するなら強い。資料統合と整形が別格

無課金で十分(私の結論)

  • Perplexity:検索/調査は無料でかなり強い
  • Genspark:体験価値は高いが、課金は優先度低め
  • Plaude AI:録音頻度が低いなら付属枠でOK(多いなら課金)

私の現在の使い分け(役割分担が最強)

いまのところ、1つのAIですべて完結させるよりも、 得意分野で役割分担した方が圧倒的に効率が良いです。

  • ChatGPT:アイデア出し、壁打ち、構成の叩き台、自由な文章生成
  • NotebookLM:大量資料を投入 → 図解/スライド/音声で理解を圧縮
  • Claude:継ぎはぎの文章やスライドを統一感ある成果物に整形

最後に:生成AI導入の成否は「モデルの優劣」よりも、 社内で使い続ける仕組み(教育・事例共有・用途の型化)で決まると感じています。

コメントを残す


お問合
わせ