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子どものおもちゃで社会勉強

タカラトミーホームページより引用

2歳の子どもが電車にハマり、プラレールを買うと喜ぶので気付けば親が夢中になって縁もゆかりもない東北新幹線をコンプリートし始め、シンカリオンというロボットにたどり着きました。シンカリオンとは、JR東日本、小学館集英社プロダクション、タカラトミーがプラレールに飽きた子どもたちをターゲットに、ロボットに変形できる新幹線のおもちゃを作ったところ思ったよりヒットし、2018年1月からアニメ化し爆発的なヒットとなったおもちゃです。

アニメを息子に見せてみたのですが、電車のシーンは見ているものの、直ぐに変形してロボットになってしまうので無視し、まだ早いのだと少し安心しました。

先日プラレール博や、プラレールショップに足を運んだ時にどうやって変形させているのか触っているのを横から見ていたのですが、これが凄い。

変形する前は、忠実にただの新幹線なんですが、格納された顔・腕・足・武器が出てきて、ちゃんとカッコいいロボットに変形してしまうギミックにはおっさんの物欲が刺激されて購入しかけました。電車ロボは、マイトガインぐらいしか思い出せません。

サンライズホームページより転用

このおもちゃも調べたらタカラから出ていたそうなのですが、クオリティはもう一つだったようです。1993年当時最先端だった新幹線の300系と400系が両肩に振り分けられ、本体は機関車っぽいロコモライザーで、設定では時速36万キロなので秒速100キロ。音速が秒速340mなので摩擦熱で本体も乗ってる人も・・・(これ以上しゃべるなと言われてる気がするので止めます)

画像を検索すると、ロボットが横たわってる感見え見えで少し萎えてしまうのです。(個人のブログに載せられているので掲載しません)そう考えると、現在発売されているシンカリオンの、しっかり本物の車両から無理のないロボットへの変形は見事としか言いようがありません。

褒めるところしかない価格設定

値段設定が、普通のプラレールが2000円前後のところ、3000円~8000円と買えなくはない絶妙な価格帯をついてきていて、プラレールに飽きたちょっとお兄ちゃんを喜ばせるにはこのぐらい必要かなと感じさせられました。うちの息子はまだなので、このブームが2年以内に終焉することを切に、切に願っております。

私たち80年代生まれにとって、新幹線とロボットという男の子が好きな重厚長大を具現化したアイテムは、子どもと言う媒介を使ってコレクションするのに持って来いの、子ども時代の好きなものを全て手に入れられなかったフラストレーションを、大人買いでカバーさせる、子どもヨシ、メーカーヨシ、親ヨシの三方ヨシなのです。(現代版で言えばwin-win-winの関係)

出るわ出るわコラボ商品

500 TYPE EVA

シンカリオンホームページより転用

500系新幹線のTYPE EVAがコラボでシンカリオンにされていました。この絵はかなり原作の絵に近いのですが、実物は残念ながら60点ぐらいの出来です。

タカラトミーホームページより転用

そして考える転売の是非

子どもに買い与えていて気付いたことは、簡単にネットショッピングで買えると思っていたら、物凄い高値がついている車両があって、調べてみると限定販売だったり生産終了していたりしていて、ネットオークションで買わざるを得なくなります。

500 TYPE EVAは、とても人気があるのでシンカリオンのものだと一体28000円~40000円で取引されているようです。

昔だったら、おもちゃの小売店が仕入れ数を考えて注文して、子どもたちはお父さんにお願いしていろんな店を回って買いに走って、手に入れられなかったらそれまでだったわけですが、テレビ放送の無い田舎では普通にホコリが被るまで置いてあったりするので、それをたまたま見つけて一喜一憂したりとドラマがあったのですが・・・。

私が思うに、転売行為は経済学的に言えば市場原理が働いている、自由経済という考えの中では物凄く正常な状態なんです。転売行為を悪く言えば、商社なんて存在すら否定されますからね。

使用期限の決まっているチケットについては少し悪質な気がするので、仕組みを考えてあげるべきだとは思いますが、頭の良い人がこの世に出現することを祈るしかありません。

子どもから欲しいと言われたら買ってしまうのが子どもの為か、買わずに我慢させるのが子どもの為かと考えさせられますが、自分の金で買わせる分には勉強になっていいと思います。

ただし、子どもをダシにして、自分が欲しいから買うのは止めましょうと、自戒の念を込めて。

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