ブログ
EVの充電問題解決の糸口は
少し前にとあるYouTubeチャンネルで、実験的に埼玉県から愛知県までEV(電気自動車)で移動する実験を観ました。結構長い時間の動画で、結論さえ分かればいいのですがどうしても実情が知りたいなと思い我慢しながら見ました。細かい回数や距離は忘れましたが、かなり苦痛を伴う旅路だった印象が残りました。その原因は次の通り。
- 航続可能距離が公称よりも短い
- 充電可能な場所が少なく計画通りいかない
- 充電ステーション数に限りがあり待ちが発生する
- 急速充電40分では満充電にならない
- 万が一のことを考えると小刻みに充電しなければならない
- 夏場と冬場は冷暖房で航続距離がさらに減る
今年の頭にこれを見たので、喫緊の課題ではあると思いますが、そもそも長距離運転には向かないということが分かったので、ゴルフに行く身としては「見(けん)」だなと今の時点では強く思います。それでも法律上EVに乗り換えざるを得なくなったときどうすればいいかシミュレーションをしてみました。
バッテリーステーション
全てのEV車両を共通のバッテリーに統一して、電池を全国各地にあるバッテリーステーションで積み替えて行く仕組み。預かったバッテリーを充電して、それをまた別の車に供給して行くエコシステムです。
ただしこれには課題が多い様で、実現は難しいとされています。
- バッテリーを含んだ車両設計の自由度が無くなる
- バッテリーサイズが大きく、かなり広大な置き場所を必要とする
- 小規模ながらも工場で使用する大掛かりな電気設備が充電に必要
EVカーシェアリング
無理のない航続距離をカバーできるところに、乗り換え可能なカーステーションを設け、登録されているEV車両を共有する権利を持つという仕組み。カーシェアリングも少しずつ市民権を得る様になってきて、下地は出来つつあるので期待は持てそうです。
ただし、懸念事項も盛りだくさんです。
- 出て行った台数が必ず戻って来るか分からない
- 自分の乗りたい車両ではない場合がある
- 自動車産業が縮小する※
※諸説ありますが、需要にマッチさせ極力ロスを減らす方向でカーメーカーが生産を続けると、人口減少の一途を辿る日本国内においては産業そのものが縮小し、最終的には輸入車両が増加すると考えられます。
バッテリー媒体の進化
結論から言えば、全固体電池の実用化、量産化が実現されれば航続距離やバッテリーステーション不足問題は解決すると言われています。
一方で発電量が間に合わないとも言われています。
さあ未来に少し期待!
コメントを残す