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デリカシー

15年ぐらい前の話にはなるのですが、社会保険労務士の方が新人を弊社に連れて来て、現場見学をさせてやって欲しいと仰ったそうです。

20代の目が爛々と輝くその男性は、社長の説明に熱心に頷き感嘆の声を上げつつこう言い放ったそうです。

へえ!ここで社会の底辺は支えられてるんですね!!

いや、誰が社会の底辺やねんコラ!

ということで出入り禁止になった新人社労士の方は今どこで何をされているのか知る由もありません。

また別の話ですが、とあるメッキ会社経営者の娘さんの結婚式での出来事。

新郎の方が披露宴で感極まり、こう仰ったそうです。

私たちは、メッキの様に剥がれない立派な家庭を築いていきたいと思います。

メッキ屋の社長がたくさん集まる披露宴だったそうで、怒号が飛び交ったのは言うまでもありません。

「お前コラ!最近のメッキはそんな簡単に剥がれへんど!!」

最後は、私が大学生の頃の話になるのですが、酔いつぶれてしまい駅から最寄りの停留所まで、バスに乗っているのが耐えきれず途中下車して公園で寝ようと思った処、石畳のところでうつ伏せになって寝てしまいました。

暫くすると、パトカーと救急車がやってきて、「人が倒れていると通報があった」ということで私が起こされ、家から車で駆けつけてくれた父が真っ青な顔で駆け寄って来ました。

私は完全に酔いが醒めて、救急隊員の方や警察官の方に謝罪し、その場から車に乗せてもらい立ち去りました。

夜中の1時を過ぎていたのですが、家に帰ると母親と妹が心配そうに出て来たのですが、その瞬間目を疑いました。

高校生の妹が、夜中なのに制服を着て私の無言の帰宅を待っていたのです。

いや、そんな直ぐに葬儀に行く準備で正装に着替えせんでええねん。ほんでお兄ちゃん元気やわ!

ということでデリカシーの無さが災いした話を3つご紹介いたしました。

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