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中国の発電量低下問題が日本のメッキ業界にも飛び火か

中国の発電量低下が、なぜ日本のメッキ業界に影響を及ぼすのかという、バタフライエフェクトのような話題が業界を駆け巡っております。

中国の発電量低下

石炭火力発電が発電量の大きなシェアを占める中国において、今石炭の輸入量が激減していることと、石炭価格が上昇していることと、カーボンニュートラルを目指すために化石燃料燃焼によるCO2排出量のアップに舵を切りづらいという多重苦が積み重なり電力不足問題が中国国内だけでなく、世界へ波及しようとしています。

オーストラリアとの貿易摩擦により、石炭の輸入量が制限されている点が問題視されていますが、中国国内は政府の監督下で強制的に企業活動をストップさせられるため、様々な業種において電力不足を背景とした生産減が起きています。

黄燐

黄燐(おうりん)は、”りん”という我々メッキ業者も含めて、化学肥料やウレタン樹脂など幅広い産業で活用されている材料で毒物です。これが世界の7割を中国で採掘されているわけですが、電力不足の影響で生産量が9割減という状況になっています。

弊社では、無電解ニッケル・りん合金メッキを始めとする機能メッキに欠かせない素材である次亜燐酸という還元剤成分が無くなると、メッキが出来なくなるため深刻な問題であるととらえています。

化学薬品メーカーの動き

我々が取引のある化学薬品メーカーでは、中国産から別の国で生産されている次亜燐酸へシフトするように動いている点と、取引量の制限をかけて供給量の安定化を目指すということですが、残念ながら価格は上げざるを得ないだろ言うという見方が強い様です。

コロナの影響で海外に拠点を置く国内メーカーの日本回帰が進み、にわかに製造業では経済活動が活発になる中、水を差されるようなニュースが続いていますが、今後どんな風にこのニュースが進展していくか、固唾を飲んで見守っています。

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