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センター試験の良問と想い出の言葉
先日行われたセンター試験で、ムーミンが出てきた例の問題、普段目にすることがないノルウェー・スウェーデン・フィンランドの三言語と、それぞれの国発祥のアニメーションがどこの国のものか組み合わせを答えさせるものでした。
これがネットで批判されているとされていますが、めちゃくちゃいい問題ですよこれ。
まず、この3つの国の並びが分かるかどうかと、バイキングがノルウェーを昔支配していたことの知識を試す問題であること。
朝の情報番組では大雪でパトカーが出動して受験生を送り届けた話と、終了時刻が早まって再試験になった話に続いて長い時間を割いて問題の解説をしていました。そのネットの批判は、「ムーミンがフィンランド出身だと知っていなければ損だ!」とかでしたが、お門違いだと言われていました。
小学校の頃通っていた塾の講師がこんなことを仰ってくれたことを思い出します。
「君たちは、今このたくさん国語の問題文が載った問題集を与えられているけれども、毎日一問ずつ解いていないよね。この中で、この問題が明日出ると言われたら絶対その問題を解くよね?何が出るか分からないから、出る可能性があるものを出来るだけ勉強することが受験勉強の大切なことなんだよ。君たちが受験する中学校の先生たちも、そうやって準備してきたことを評価したいからなるべく出題することが分からないように問題を考えて出してくる。今出来ることは、たくさんの問題を解くことだけだ。」
その時は鼻くそほじりながら聞いてましたが、今でも心の中に残っているのでいい話だと大人になって思います。
もちろん試験は結果がすべてですが、プロセスのないところに結果は出ないということでしょう。
高校生の頃、このムーミンの問題が解けたかといわれると、ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの並びを暗記していなかったので無理だったでしょうね。
全然どうでもいいのですが、なぜこんな雪の降る交通マヒやインフルエンザの罹患が起こりそうな時期にあえて行うかなあと毎年思います。
受験生の方、どうか納得のいく結果を出せるよう頑張ってください。
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