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アイドルの結婚宣言で見えた秋元康の商才
先日のAKB総選挙2017でアイドルが結婚宣言をして、賛否両論が巻き起こっているわけですが私なりに今回の騒動の舞台裏を想像して話してみたいと思います。
須藤凛々花というNMB48に所属するアイドルが、AKB総選挙で20位を獲得し、そのスピーチで結婚することをファンに報告しました。一部の関係者のみ知っていたこの事実は、週刊文春にすっぱ抜かれた特ダネで、雑誌掲載前に自ら告白することにしたということでした。
私が気になったのは、一部の関係者というか秋元康が、結婚宣言を容認した上で、今後もアイドル活動を続けないかと誘ったという話です。
今回の事件は、所謂「ガチ恋系にワンチャンあるよ」と思わせるものだったと思います。
ガチ恋系とは本気でアイドルに恋愛感情を抱いて応援しているファンのことです。「〇〇ちゃんは俺が守る!」みたいなことをコンサート中叫び、特攻服に「〇〇命」みたいな刺繍が入れられていたりします。いやいや、君みたいなのから警備員が彼女たちを守るのに必死なんだってと突っ込まれながらも、彼らは接触系イベント(握手会など)のためにかなりお金を遣います。所謂太い客というやつです。
ワンチャンとは、今回ファンと結婚することを宣言されたことで、アイドルは皆芸能人、スポーツ選手、企業経営者などとしか結婚できないという固定概念を破壊して夢や希望を与えたという意味です。アイドルにお金を投入する太い客に、アイドル自身に見初められれば結婚できる可能性もあるというプロパガンダを発信した今回の一手は、商才のなせる業だとつくづく感心しました。
この先、AKB48グループはあの手この手を使って炎上商法で注目を集めて延命していくことになると思いますが、本業は歌って踊るアイドルという職業なので、歌えない、踊れない、ゴシップでしか注目してもらえないとなったら終わりだなと思います。
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