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2018年新春ドラマ

実はドラマが大好きなのですが、第一話からしっかり観ていないと気が済まない性分なので、朝ドラが面白いと言われていようが途中からはほとんど観ません。なぜかと申しますと、長丁場のドラマであればあるほど、もちろん途中から観る人のためにそこまでのハイライトを流し、どこからでも楽しめますという風に工夫しているのは分かるのですが、一から観るという山登りに近い高揚感を味わいたいのと、散りばめられた伏線を毎週回収していく(もしくは最終回に一気に回収する)ことがやりたいのです。

ちょっと見逃した時に、続きを家族と観始めて、そこまでのあらすじを家族のへたくそな解説で聞かされるほど苦痛なことはありません。

今回は、主だったドラマを片っ端からハードディスクレコーダーに予約録画して、第一話を観てみることにしました。レコーダーには「早見」という便利な機能があって、1.5倍速で観ることが出来るので、1時間ドラマなら宣伝も飛ばして30分ちょっとで観終えることが出来ます。この技の弱点は、音楽がちゃんちゃらおかしいものになってしまうことです。はっきり言って音楽が軽くなると感動は半減します。これは断言出来ます。

でも、時間が無い。だから感動半分に、話の筋を頭から追うことをお許し下さい。

今回観ているドラマは以下のものです。

トドメの接吻

キスされると死んでしまうが、7日前にタイムリープしてやり直すことが出来るSFものです。Ken Araiさんの挿入曲も話題です。ドラマオリジナルの脚本なので、ネタバレ無しでかなりハラハラします。10年前に沈没した船の船長を父親に持ち、弟と船の中で生き別れになった主人公の数奇な物語です。一番の見どころは、全然女性キャストに力を入れていないところです。はっきり言って、ターゲットは完全に若い女性です。主人公のホストがお金のために女を道具にして行く、悪羅悪羅系ドラマは意外と世間のニーズが高く、男の自分が観ても楽しいです。

 

リピート ~運命を変える10カ月~

これはタイムスリップものです。10カ月前に戻れるという謎の男(六角精児)が、ヒロインの貫地谷しほりたちを過去の世界にタイムスリップさせるという物語です。タイムスリップするための時空の裂け目に、血だらけで戻ってくるシーンが冒頭で流れるため、一筋縄ではいかないストーリー展開が予想されます。第1話で過去に戻り、第2話で過去の話が始まりましたが、どんどん過去に戻った人が死んでいきます。おーこわ。

アンナチュラル

法医学ミステリーという、いわゆる沢口靖子のド定番を石原さとみ主演でやっているドラマです。アンナチュラルとは、不自然死のことで、それを解剖することで暴いていくお話です。想像力豊かな人は、グロテスクな描写が隠されているものの多いので観るのは厳しいかもしれません。石原さとみが見たいという気持ちで観始めたのではないのであれですが、かなりいい演技されてます。

 

もみ消して冬

とにかく、山田涼介さんのドラマです。第一話で観るのを終えました。理由は、演技が下手とかそんなことよりも、リアリティの無さです。少年漫画っぽい設定で始まるんですが、3兄弟全員東大卒の、医者・弁護士・警察官で、山田さんが警察官で父親とかの不祥事をもみ消していく話です。医者も弁護士も警察官もいろんなドラマがやっているので、目が肥えている視聴者からすればリアリティが無さ過ぎて、子どものドラマだなと一蹴してしまうレベルです。

きみが心に棲みついた

新感覚三角関係ドラマです。うちの妻は、吉岡里帆が嫌いなので私の前でつけんといてと言ってくるぐらいグイグイ吉岡里帆が出てきます。向井理が昔の恋人で、過去のトラウマなんですが、桐谷健太が新しい自分を見つけさせてくれる存在になり、両極端な二人の間で揺れ動くというストーリー。吉岡里帆が、挙動不審な女性を演じるのですが、そこだけ無理があります。カルテットの時の小悪魔キャラを思いきり引きずっているので、本当の挙動不審な女性が演じ切れていないなあという感想を持ってしまいました。でもしかし、とにかく旬のドラマです。

隣の家族は青く見える

妊活のドラマです。妊活にテーマを置いた、お色気ドラマだと一瞬思ったのですが、深キョンレベルの女優にそういうことはさせないなと思っていたら、案の定妊活しているカップルを軸に置いた、ダイバーシティを描いたドラマでした。脚本家は中谷まゆみさんで、シンデレラ・ガールや校閲ガールで有名です。妊活についての知識をちょいちょい入れてくるドラマとして淡々と進むのですが、上用賀のシェアハウスに4世帯が住むのですが、これが面白かったです。妊活する家族。子づくりを望まない家族。子どもがいる専業主婦世帯が幸せの定義だと押し売りする家族。ゲイカップルの家族。ゲイカップルの描写は、女性の脚本家がやらせているので、本当のところは分かりませんが綺麗に描かれすぎてる感がして面白くないですね。急にオネエ言葉になるんかなと思います。ま、ドラマの本筋とは関係ないですが、このカップルの婚活、応援して行きましょう。

anone

坂元裕二脚本、広瀬すず主演という映画みたいなドラマです。東京ラブストーリーや、最近ではカルテットを描いたあの脚本家が・・・という触れ込みでスタート。暗すぎて視聴率はダメみたいですが、観てる感じはほとんどそのまま映画を観させていただいているような連ドラです。毎回浮き沈みが無いと視聴者は観続けないのですが、あえてその浮き沈みを我慢しているという感じです。そうなると、後半に行くにつれてどんどんどんどん伏線が回収されて行って面白くなるのですが、どうなるでしょう。このドラマは私の感では間違いなく面白いです。

 

さすがにこれ以上は観れないので以上です。

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