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偏差値71の理数科に通う息子の生活に見る、努力と真実
はじめに
先日、アメリカ発のQ&Aサイト「Quora」で興味深い質問を目にしました。
「偏差値71の理数科に通う息子。私の車の送り迎え (片道1時間) で学校に通っていて、車内で爆睡。帰ったら、21時から朝5時まで勉強。シャワー、食事は数分、睡眠時間は2時間程度です。こんなものですか?」
引用元:https://qr.ae/pAP87h
Quoraは、単なる素人の意見交換の場ではなく、専門家や著名人も本気で回答する、質の高い投稿で知られるサイトです。
この投稿にも、多くの回答が寄せられていました。
子供の健康を心配する声、そして皮肉な声
この質問には、大きく2つの反応が寄せられていました。
- 「睡眠不足が心配」という真剣な意見
- 「そもそも本当に勉強しているのか?」と皮肉る意見
もし本当に深夜まで勉強しているなら、並外れた努力をしているのでしょう。
一方、もし勉強が嘘で、夜中にゲームをしていたとしても、偏差値71をキープできているなら、それはそれで異常な才能だと言えます。
偏差値71理数科という苛烈な環境
偏差値71の理数科とは、想像を絶する厳しい環境です。
クラスの多くが東京大学や医学部を目指し、日々勉強し続けることが前提。
ちょっと油断すれば即座に脱落する、緊張感に満ちた世界です。
正直、生ぬるい環境で学生時代を過ごしてきた私には、そんな空気をリアルには想像できません。
しかし、この環境下で勉強を続ける、あるいは勉強をせずに成績を維持するというのは、いずれにしても並の精神力ではできないことです。
もしゲームをしていたとしても、才能の証明
仮にこの子が夜中にゲームをしていたとしたらどうでしょうか。
それでも成績が下がっていないなら、
「趣味と勉強を両立させる異常な集中力」
を持っているということになります。
このような人物は、将来ビジネスの世界に出たとき、
他人が徹夜して努力しても届かない領域に、一瞬で到達してしまうかもしれません。
さらに穿った見方をしてみる
もうひとつ、さらにひねった見方もできます。
それは、この質問自体がマウントであるという可能性です。
つまり――
- 「偏差値71の理数科に通う息子を持つ自分」
- 「その息子が必死に努力している」
という事実を材料に、
ネット民からの反応を引き出し、
「あなたたちは私の子供のことを何もわかっていないのね」と、心の中で優越感に浸る。
これが目的だとすれば、釣り投稿(バズらせ狙い)と言えるでしょう。
もしこれが事実なら、どんなに真剣に回答しても、
質問者にとっては「してやったり」なのです。
まとめ
この質問から読み取れるのは、
「何が真実かは、当事者にしか分からない」というシンプルな事実です。
本当に勉強を頑張っているのかもしれない。
もしかしたら全然違うことをしているのかもしれない。
あるいは、そもそも質問自体がネタだったのかもしれない。
ある種、思考実験のようなものなので本気で取り合って心配する必要はないと言うのが私の意見です。
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