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VRゴーグル購入を決意

Facebook社が9月に発表したOculus Quest 2というスタンドアロン型VRゴーグルを、購入することにいたしました。ほとんどの方が、FacebookとVRゴーグルという単語しかピンとこないと思います。私も、購入を決意するまでの1週間前は完全にそうでした。

Oculus Quest 2とは

Facebook社が販売する新型VRゴーグルです。VRとはVirtual Realityの略で、日本語に訳すと仮想現実となります。上記で触れたスタンドアロン型という部分で初代Oculus Questが大人気の品薄状態となり続けたことが巷で話題になっていました。スタンドアロン型とは、PCに接続しなくても動かせるということで、当たり前ですが線が繋がっていない分自由に動き回れてより使い勝手が良くVRとしての意義が大きく向上された製品であると言えます。スマートフォンをゴーグルにハメ込む簡易式のスタンドアロン型もありますが、画質がチープで全然普及しませんでした。Oculus Quest 2は画質がいいので、この点が評価されていると思います。

あと、4万円を切る価格で発表されたことで世間を騒がせました。4万円を切ると、PS5やNintendo SWITCHと同じかやや高いぐらいの設定ですが、他のVRと比較するとめちゃくちゃ安いそうです。購入を検討したことがなかったので、初めて知りましたが、とにかく安いんです。あと、PC接続をしないことで、PC代の節約にもなります。

ゲーム機?

この発表がなされたのもオンライン開催のゲームショーだったそうですが、ただのゲーム機だったら私は購入しなかったと思います。これまでもそうだったのですが、ゴーグルをつけて周りが見えない状態でゲームしている姿って滑稽としか表現が出来ないですよね。コンテンツとして、有名タイトルを販売しているプレイステーションVRが鳴かず飛ばずなのは、それだけが理由ではないかもしれませんが、意外とゲームが好きな人って、動き回ってゲームするんじゃなくて、ソファに座ってモニターを見ながらコントローラだけ動かして遊びたいんだと思います。

普段ゲームをしない人が、面白い体験をしようと考えて、VRゲームに手を出す方が大体の流れなんじゃないかと思います。あと、VRゴーグルを装着しないとどんな体験をしているか説明出来ないんと思うのも一つにあります。

私は、最初ゲーム機かと思いスルーしようと思ったのですが、ふと思い出したことがありました。

それはYouTube VRの存在です。

Oculus Go】「YouTube VR」解説 日本語や音声入力も搭載で快適 | Mogura VR

私はYouTube Premiumに加入するほどのヘビーユーザーですが、たまに360°カメラで撮影されたVR対応動画があることに気付いていました。ずっと気になっていたのですが、工場見学のVR対応動画があることを知り、その瞬間に価格なんて度外視で買うべきだと購入しました。

VR工場見学の今

私が感動したVR動画がこちらです。KAGOME社様が製作された、バーチャル工場見学。とにかく可能性を感じました。

VR動画の良い所として私が感じた点は以下の通りです。

  • 全員が最前列
  • 遠隔化が前提
  • 撮影が簡単

オープンファクトリーという、大阪万博2025を見据えて関西の企業で、海外からの工場視察をツアー化する取り組みをされているという話を聞きに行ったことがあるのですが、VR工場見学はそのスタートアップとしてかなり有用だなと感じます。

もちろん実際に工場見学しに行くに越したことは無いのですが、工場見学を団体でした場合、大抵2~3名が代表で質問し、ほとんどの参加者は観ているだけだったりします。工場内の騒音によっていまいち音が聞き取りにくいこともあり、インカムを装着して説明することがよくあるのですが、後列になると作業の手元が見えない中でインカムに解説の音声が流れて来るので、不完全燃焼で終わることが多々あります。

また、単純には遠隔地から自由に参加出来るので究極は何千人であろうと工場見学を同時にしてもらえることが可能になると言うことになります。

さらに撮影が簡単と書きましたが、360°カメラは中心位置さえ気にすれば画角をそこまで気にしなくても良いので、撮影者の力量をあまり求められないのではないでしょうか。

弊社も工場紹介ムービーをつくろうとして苦戦している理由が、素人が撮影するとチープだからという点です。カメラの画質も影響していると思いますが、どの部分をどういったアングルで切り取るか、光の加減を考慮しながら撮影するのは本当に至難の業だと思います。

VRチャット

もう一つ私が着目したのがVRチャットという、仮想現実内で会議が出来るアプリケーションです。

正直に申し上げて、ZOOMミーティングが無茶苦茶嫌いです。特に人数が増えれば増えるほど苦手です。今の大学生はZOOMで授業を受けているそうですが、受講中に寝たらその映像がずっと流され続けるというわけですから、地獄ですよね。

何度かZOOMミーティングを活用した飲み会にチャレンジしましたが、喋ると複数人から注目されるのですが、ミュートしていないとおせんべいを食べるボリボリという音で大写しになったり、困った状況になってしまい苦い体験鹿していません。あと、同じ空間で同じ飲み物や食べ物を楽しむことで共感(ラポール形成)が出来るわけで、自分が日本酒を飲んでめざしを食べていて、相手がワインを飲んでフルーツを食べているのはなんか嫌なんです。

その点、仮想空間でアバターが身振り手振りしながら話せるVRチャットは、体験していないので聞き知った内容を基に語るのですが、かえって顔が見えない分心を開いて会話が弾むのではないかと思っています。基本会話っていうのは一対一なので、向き合った人と喋るという体験を改めて非接触が求められる時代でも私は追求したいなと思います。

他にも用途はあると思うんですが

ゲームや、映像コンテンツの視聴や、アバターを使ったチャット以外にも、スポーツレッスンや、観光など色んな用途はあると思うんですが、結局自分が使いたい用途を選択出来るプラットフォームに過ぎないんですよね。

今回私が購入したOculus Quest 2はFacebook社が前に出した機種で品切れが続く人気だったことで確信をもって200万台初期投入する選択をしたことから、本気で普及させに掛かっていると誰もが思ったはずです。

ゲームは飽きたら終わりですが、ビジネスはお金を生むから必要とされるわけで、コロナが流行しようがしまいが、世界を拡張させるために人類が通るべきプロセスだったと後年言われる、そんなVR元年が2020年に選ばれたのではないかなと思いました。

(購入後のレビューは、面白かったらします)

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