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在宅ワークやコロナの影響を考察
在宅ワークを続ける企業もあれば、在宅ワークに終止符を打つ企業もある昨今の情勢ですが、我々製造業には在宅ワークは存在しません。あって時差出勤ぐらいです。
在宅ワークや学生の自宅遠隔学習の弊害で睡眠障害が社会問題になっていると聞いたのですが、そもそも通勤通学に掛かっていた時間分始業時間を前倒しにして、終業時間も前倒しにすればいいんじゃないかなと思います。無理かな。
もし現在インターネットが普及していなかったらどうなっていただろうか
コロナ禍が2020年ではなく、1996年だったらどうなっていたでしょうか。私は9歳で小学校4年生、インターネットは無い時代。小学生の学習持続を担保するために学校はどんな学習計画を立てていたでしょうか。
例えば、家のテレビで全国一斉に同じ内容の授業を流して観させるしか方法が無かったのではないでしょうか。教育テレビだけだったら全学年対応出来ないのでこの案は破綻していますが。学校へ行き、とりあえず校庭で物凄い距離を取りながら授業を受けてもらうとか。
ifの世界は妄想すればキリが無いのですが、どうしてたんでしょうね。
会社は100%出社しないと仕事にならなかったでしょうから、全く別の方法で感染症対策を実施していたのでしょうか。
自宅で出来る仕事と仕事出来る人
在宅ワークで済んでしまう仕事も沢山あるでしょうが、そもそも在宅ワークが出来る人種というのは、学生時代どこでもない自宅の学習机で黙々と自習出来たタイプです。私は正直に告白すると、自宅の机で勉強したことが中学生以降皆無です。ほとんどマンガを読んで過ごしました。なので、私は子どもの勉強部屋を作らないと決心しています。
閉ざされた部屋の中で、誰からも監視を受けずに達成しなくても命に関わらない仕事に熱を入れられる人というのは、東大にだって入れるし、弁護士にだってなれると思います。
在宅ワークにより、生来の気質を発揮し、過去にない生産性をたたき出した方もいらっしゃるでしょうし、今後コロナが終息に向かい、全面的にテレワークが解消されるとなった場合、テレワーク環境で働き続けられる職場を求めて転職活動をすることすら考えている方もいらっしゃると思います。
テレビ会議発展の功罪
テレビ会議発展により、遠隔地の方と顔を見て話せる機会が、低コストで実現出来るようになったことについて非常にありがたかったです。もっと積極的に活用できればと思う反面、設備的な側面が足を引っ張り自分自身からZOOMでの会議を提案することは皆無でした。
事務所内で複数人いる中でテレビ会議をすることは実質不可能だと感じました。
まず、お客様がランダムに訪問してこられます。これについて、「いまウェブ会議中だからごめんなさい」とは言えないんですよね。ウェブ会議の相手に一旦謝って、来訪頂いたお客様の対応を手早く済ませなければいけないという問題があります。
次に、周りの会話による音声がマイクを工夫しないとどうしても拾われてしまう問題があります。
やはり、個室や半個室ブースの利用が求められますし、そのために最低限持ち運び可能なノートPCとWi-Fiルーターの追加購入が必要になりました。
また、ものづくりでは製品や図面を見ながらの打ち合わせも多いので、インカメの低解像度だとなかなかしっかりとした打ち合わせが出来ないでしょう。
私の周りから完全に消えたウェブ飲み会
2020年は随所でウェブ飲み会が開催されてましたが、面白くなさ過ぎて消えましたね。本当に清々しています。
あの微妙なタイムラグと、しゃべってる人間が多人数の場合一人に固定されるという発表会スタイル。最悪でした。誘われてももう二度と出ないと思います。
あと、もともと在宅ワークを想定していなかったので、時たま夜の七時から集まってくれと言われた時、子どもが最も活発になる時間帯で、夕飯時で、家族には「仕事だから入ってこんといて」という辛さ。そのために何回か自宅じゃない貸し会議室に行きました。
結論
コロナ終息の暁には、テレワーク出来る人とそうじゃない日常に戻らなければならない人に分岐する新たな時代は到来してしまっていると感じています。
あと十年もすれば、冷房のない学校で勉強出来ないから夏休みを取るということが、自宅でも学習可能なので夏は自宅学習というスタイルが定着するかもしれません。
学校の先生のレベルも不均衡なので、ある単元は全国で最も優秀な先生の講義をオンライン中継してもらうとかになるかもしれません。
私どもの町工場レベルでも、工場見学をビデオで撮影しておいて、工場見学はビデオでご覧いただくというスタイルもありではないかという発想の転換が出来ました。
この2年間(まだ終息しない可能性もあります)で、変われなかった組織、人、サービスは埋没するのではと考えています。
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