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大人が責任を問われる問題になると子供に厳しくなる件について
もう間もなくパリ・オリンピックが開幕されます。パリと言えば日本よりも柔道競技人口が多く、日本発祥のスポーツであるとはいえ、ホームグラウンドのフランス代表チームに対して日本代表チーム挑戦者のポジションにいると言っても過言ではないのです。
気になることがありまして、他の競技で未成年の飲酒喫煙が発覚し、その本人が代表資格を辞退したというニュースです。色々あるのでしょうが、内部告発であったという点、国際的な衆目を集める場であるという点、本人や関係者の意志からそうせざるを得なかったと考えると、溜飲が下がるわけでもないし、同情して悲しむこともないのですが、切ない気持ちになりました。
高校や中学で喫煙するだけで停学や退学になる理由
高校生のころ、学校がある駅のすぐそばに公園があって、そこで喫煙した同級生たちが何人も教師に見つかり停学になってしまっていました。
未成年の喫煙は法律で禁止されている、という文言のその先には、こんなルールがありました。
- 未成年の喫煙を知りつつ静止できなかった場合は静止義務違反となり、その親権者や監督者が科料1万円未満の罰金
- 未成年と知りつつ煙草を販売した者は、販売罪として科料50万円以下の罰金
つまりは、学校の教師は自らが監督する生徒が煙草を吸っていることを知りつつ静止出来なかった場合、大人の側が罪に問われるわけです。
停学や退学にすれば監督者のバッジが外れるので・・・・とは考えすぎかもしれませんが。
なぜ未成年がそうなったか
オリンピック代表チームを引率する側の問題として、出場する未成年の選手が喫煙してしまった訳です。「出場辞退しなさい。君の責任だ。」と言うのはなんとなく厳しく突き放しただけのあの頃の教師たちと被っちゃうんですよね。
喫煙しちゃいけない年齢の子供が何で吸ってしまうか。
家で当たり前に吸えるのであれば親御さんと話し合って解決していくしかないし、吸わせる大人が周りにいるなら成人するまで関係を持たない、遊ばせないようにするとか。
理想ですけど、いきなり学校来るな。退学や。は可哀そうだったなと、辞めて行った子たちを思い出してしまいます。
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