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学生時代の変わったバイト体験を2つご紹介
闇バイトというアンダーグラウンドな言葉が流行しています。闇バイトと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、学生時代に先輩から紹介される、求人には出てこない高額バイトです。令和時代では、SNSで隠語を使って募集される犯罪行為に加担する高額バイトになっています。闇が深くなってしまったなと改めて思います。20年前の学生時代、インターネットこそありましたが、付き合う人を選んでいればそんな危険な目に遭うことは通常避けられるものの、スマホから繋がると一気に反社会的勢力とのつながりを持ててしまう時代と言うのは、子を持つ世代として非常に危機感を覚えます。
学生時代、テキ屋からスカウトを受けた
学生時代に学園祭で露天商をしたことがあります。当時19歳、声が枯れるまで呼び込みをして父親が貸していた店舗に残されたDVDとVHSを800本預かり4日間売り続けました。学園祭というのは、基本的に学生が調理したものを売るため、タコ焼き、焼きそば、フランクフルト、綿菓子など似たり寄ったりの出店だらけになるため、場所取りが全てになります。場所取りには条件が合って、春の新入生歓迎祭での出店や、仮装パレードへの参加などを踏まえて、抽選で場所が決まります。私が所属していた柔道部は稽古優先で春の新入生歓迎祭への出店もなければ、仮装パレードへの参加なども辞退していたので、ここに人がいても誰も気づかないような校舎の裏に追いやられてしまっていたのです。
そこを通りかかる人が少なかったこともあり、とにかく必死で声を出し続けて目があった人が通り過ぎるまでの10秒ほどで、振り向かせて興味を持ってもらって商品に目を向けてもらうまでの動作をやり続けていました。
2日目か3日目になると、徐々にその客引きの心得も分かって来て、閑散とした校舎裏通路でひときわお客さんが立ち止まる名所になっていました。
そこに、少し背の高い40代後半ぐらいの男前な人が立ち寄ってくれました。
少し喋っていると、こういわれました。
「兄ちゃん頑張ってるな。これ、一つ買ってやるから、今度住吉大社でやる祭の出店任されへんかな?」
19歳でも、神社の出店が反社会的勢力との繋がりがある可能性には気付きます。何より、その人の落ち着き払った言い方がまさにそうだったからです。
私「え、でも柔道部の稽古があってお手伝い出来ないんですよ。」
謎の男「いや~、そうか。でも残念やなあ。君やったら稼げると思うけどな。また明日も来るわ。」
その後、少しおどおどしていましたが、謎の男が来ることはありませんでした。お金は稼ぎたいけれど、違法には稼ぎたくないという信念が学生時代の私を助けたと今も思っています。
危機一髪、治験体験
大学1回生のころ暇だったこともあり、学生課にあるアルバイト募集掲示板に目を留めた時に書いてあった、「治験」という日当1万円、拘束時間3時間が2日間というオイシイバイトを見つけました。あまり深く考えずに応募したところ、条件が書かれていました。
- 身長165㎝以上
- 体重74キロ未満
- 裸になれる
体重が78キロぐらいあったので、そこから数週間生まれて初めて必死のダイエットが始まりました。途中、柔道合宿があり伝統の大食いチャレンジを拒否し先輩から劇詰めされましたが、2万円が懸かっていると必死で説得しなんとか回避。
しかし残念ながら当日、体重は75キロでした。行ってみて最悪断られたら謝って帰ろうと思い、治験会場へ行くととある企業の研究室に案内されました。
私「あの、非常に申し訳ないのですが応募条件の体重74キロ未満がどうしても達成できませんでした。かなり必死にダイエットしたのですが・・・」
博士「あ、そんなこと?君、太ってるわけじゃなくてアスリートだから筋肉で体重が多いのは分かるから大丈夫。これからサウナに入ってもらって体温測定するんだけど、太ってたら結果が出ないから。それよりも大事なことを伝え忘れてたんだよ。」
私「え・・・なんですか?」
博士「裸になれることって書いてあったけどさ」
私「はい・・・・」
博士「実は、体温測定の方法が舌下測定と、直腸測定なんだよ。サウナに入って、時間が経過したら体温計を差し込んで計測するっていう・・・」
私「え、、、ということは?」
博士「そう。君が、直腸測定だったんだけどね。」
私「えーーー、そうだったんですか!?」
博士「あんまりちゃんと応募要項見てないな~。でもね、君は運がいいよ。」
私「え、どういうことですか?」
博士「君ともう一人治験を受けてくれる大学生がいたんだけど、その子が咽頭炎で口の中に体温計が入れられないってことになって、直腸測定してくれたんだよ笑」
私「マジっすか!!」
博士「はっはっはっ。君はだから、直腸測定じゃなくて舌下測定だよ。」
私「えー、その体温計、直腸に入れたやつじゃないですよね?」
博士「安心したまえ~~笑 違うよ笑笑」
ということがあって、お尻も無事に2日間で2万円をゲット出来ました。非常に印象に残っています。サウナに入って体温を測定して、博士と助手との3人で雑談をするだけでめちゃくちゃ楽しい2日間でした。
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