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メルカリ⑧~マンガのワンショット消費~

メルカリの出品も一時期飽きて、余り手を付けていなかったのですが、ここにきて週一回のペースで細々と取引を再開し始めました。それも、タイトルにある様にマンガのワンショット消費というカテゴリーです。

ワンショット消費とは

洋服などを購入して、一度袖を通して写真を撮影したらSNSにアップして直ぐにフリマアプリで売却してしまうというものです。

物欲と承認欲求を満たしつつ、新品同様で再販するのでお財布も痛まないと、昨年中ごろに話題になった新しい消費の形です。

賛否両論あると思いますが、物が売れるからそれでいいんじゃないでしょうか。

マンガはまとめ売りだと買いたたかれる

私が過去にメルカリを始めたきっかけは、倉庫にあるマンガを捨てたり人に譲渡するには勿体ないが、かといって置いておくわけにもいかないし、二束三文で古本屋へ売るのも嫌だと考えて、面倒だけど利用し始めたことでした。

色んなマンガ、およそ1000冊を売りさばきましたが、どんなに巻数が多くても3000円ぐらいでしか売れません。メルカリを始めとしたオークションサイトでマンガを購入する人の心理は、「中古でいいから安く手に入れたい」なので、とにかく安くなければいけないんです。

売れ筋商品は別格

メルカリで200回以上取引実績がある私が売ったのは90%が自分にとって不要で、捨てるにはもったいないと思った程度のものですが、たまに「売れ筋」と呼ばれる製品を出品した時は思いがけないリアクションがフリマアプリを通じて届き始めます。

  • 考えられない量の”いいね””コメント”の量
  • 法外な割引を求める”オファー”
  • 定価より高い価格での”取引完了”

所謂転売ヤーがこぞって利ザヤを稼ぐために買い占める様な、人気品薄商品がこれに該当するのですが、あれを体験すると誰もが転売の魅力に憑りつかれるのではないでしょうか。

例えば、緊急事態宣言下ではおうち時間という言葉が流行り、自宅のテレビでAmazonプライムビデオやネットフリックスなどのインターネット配信の動画サイトが観られる、Amazon Fire StickやGoogle Chromeといった端末が一時的に品薄になりました。その結果、使っていなかったものが手元にあったので定価で出品してみると瞬時にアクセスが殺到し、あっという間に売れてしまいました。

購入→読了→フリマのポイント

一度読んでみたいと思っていた、連載中の作品があったので、全巻セットで購入後、直ぐに74%の金額で出品した所、あっという間に売れました。もちろん相場を見ての値付けだったのですが、実質定価の26%で新品の本を読めてしまえたという体験は非常に値打ちがあるなと思いました。

これは私なりに妥協できるポイントがあるためで、万人へおススメ出来るか分かりませんが、次のようなポイントが当てはまる方にはおススメです。

  • 所有欲が無い
  • 一度読めればそれで良い
  • 丁寧に扱える
  • 今売れている人気作品
  • フリマアプリ上での価格交渉やコミックの梱包が出来る

逆にこんな方には不向きです。

  • 過去の人気作が読みたい
  • 何回か読み返したいが飽きたらいつか売りたい
  • カバーに折り目を付けたり、お菓子を食べながら読む癖がある
  • フリマアプリの出品がめんどくさい

子ども時代の自分に怒られそう

こんなことを考えていると、ふと昔のことを思い出しました。

始めてドラゴンボールをまとめて買ってもらい、一日一冊と決められてワクワクしながら読んで、読み終わったらまた読み直して、何年経っても思い出したように読み返して、他のマンガも本棚に並べて行くのが嬉しくて、たくさん集めて何度も読み返していました。

それがどうでしょう。

一度読んだら置く場所がないので、直ぐに売るとは何ごとかと子ども時代の自分が聞いたら怒りだすでしょう。要らないなら俺にちょうだいと。

メルカリキッズたちの存在

マンガやゲームの取引で気を付けなければいけないのが、メルカリキッズたちの存在です。

彼らは、少ないお小遣いの中でやり繰りして欲しい物をゲットしようと日夜頑張っているので、必ず値下げ要求をしてきます。大事なのは、必ず相場で落ちるので、相場以下の交渉をされてもコメントを削除して、アカウントの即ブロックをすることです。血も涙もないと思われますが、結果的にキッズたちには世間の厳しさを教えてやれることになりますし、自分自身も数百円かもしれませんが損せずに済みます。

彼らからすれば、大人はズルい、お金を持っているのに負けてくれない、鬼のような存在だ、守銭奴めと思うでしょう。

それは過去に自分自身が大人に対して感じていたことで、その体験が無ければ頑張って大人になってお金を稼ごうと思う原動力にならないと、今になれば思います。

偉そうなことを言いながら、30代のおっさんがマンガを買っては売りを繰り返す姿は幼さを滲ませております。

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